「只工」のリアルさに工業高校出身のチョコプラ松尾が共感「乙4はみんな取りたがる」

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2022年01月19日 14:47  コミックナタリー

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写真「みんなが選ぶ!!電子コミック大賞2022」の授賞式より。左から神田愛花アナウンサー、チョコレートプラネット。
「みんなが選ぶ!!電子コミック大賞2022」の授賞式より。左から神田愛花アナウンサー、チョコレートプラネット。
電子書籍配信サイト・コミックシーモアが主催する「みんなが選ぶ!!電子コミック大賞2022」の授賞式が、本日1月19日に東京・東京ポートシティ竹芝とオンラインで開催された。

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「みんなが選ぶ!!電子コミック大賞2022」は出版社59社が推薦した“2022年にヒットしそうな電子コミック”の中から一般投票を行い、得票数が最も多い作品を「みんなが選んだ、2022年に最もヒットしそうな電子コミック」として発表するマンガ賞。大賞は「只野工業高校の日常」が受賞し、異世界部門賞には「しあわせ食堂の異世界ご飯」「悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。」、男性部門賞には「恋する(おとめ)の作り方」「塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い@comic」、女性部門には「全力で、愛していいかな?」「屋根裏部屋の公爵夫人」が輝いた。またBL部門で「自惚れミイラとり」「幼馴染じゃ我慢できない」、TL部門で「キスでふさいで、バレないで。」「黒弁護士の痴情 世界でいちばん重い純愛」が受賞。ラノベ作品は「地味姫と黒猫の、円満な婚約破棄」「身ごもり契約花嫁〜ご執心社長に買われて愛を孕みました〜」が選ばれた。

授賞式にはMCとしてチョコレートプラネットの長田庄平と松尾駿、そして神田愛花アナウンサーが参加。長田はトイレや移動中、楽屋での待ち時間など、隙あればマンガを読んでいるほどのマンガ好きだという。一方の松尾は、妻が読んでいるマンガをよく盗み見していると話した。また主催者であるNTTソルマーレの取締役・炭田真也氏による挨拶のあと、「坂上忍さん、どう思いますか?」と長田に振られた松尾は「社長さあ、投票数が200万もいってるわけ。それをサラッと言うのって、これもうパワハラだと思うなあ」とモノマネし、長田に「全然パワハラじゃない」と突っ込まれる。そんな楽しいやり取りで盛り上げたチョコプラの2人は、投票数とマンガを好きな人たちの多さに改めて驚きを見せた。

その後行われたトロフィーや盾の贈呈式には各作品の作者や担当編集者らが登壇。男性部門を受賞した「塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い@comic」で作画を担当する鉄山かやは「受賞のお知らせを聞いたときはびっくりしたんですが、がんばって描いてきた甲斐があったなあとうれしく思います。これからも『塩甘』の甘い世界観をたくさん届けられるように精進してまいります」と述べ、「佐藤さんと押尾くんの恋模様が純粋できれいで汚れがなくてキュンキュンしちゃいます。男性部門という形ですが、女性にも楽しんでもらえるのではないかと」とアピールした。

女性部門を受賞した「屋根裏部屋の公爵夫人」の作画担当・林マキは「こうしてもり先生と並んで賞をいただけてすごくうれしいです」と述べ、原作者のもりは「この作品は林先生の素敵な作画が魅力だと思いますので、皆さんもご覧になってください。応援してくださった方ありがとうございました」とコメント。また林は「主人公のオパールがすごく素敵でカッコいい女性であることが大きな魅力です。この後の展開も盛り上がっていくのでどうぞよろしくお願いします」と呼びかけた。

大賞を受賞した「只野工業高校の日常」からは担当編集の石田氏が、作者の小賀ちさとから預かってきたという手紙を携え登壇。「『只工』は専門的な難しいことはほとんど描いていません。あくまで工業高校という学校の雰囲気、空気感、先生や生徒たちの姿、そういった日常にスポットを当てて描いています。見た目が派手なのに国家資格を持っていたり、授業をサボりがちでもバイト先で時給アップにつながる資格だけはしっかり取っていたり、工業高校生なのに専門教科が苦手だったり、いろんな生徒が只高にはいます。けれどそれは誇張表現でもなく、等身大の工業高校生の姿でもあります。『只工』かなりユルく工業高校での日々を描いているので、正直工業高校の先生方や関係者の方々から怒られるのではないかと心配したりもしたのですが、まったくそんなことはなく、むしろたくさんの共感や励みのお言葉、そして応援をいただきました。この作品のユルさを受け止めてくださっているところも、ある意味とても工業高校らしいとも勝手に思っております。どこまでがリアルで、どこまでが創作なのかと聞かれることもありますが、『マンガだから大げさに描いてるんでしょう』と言われるようなエピソードが実際にあった出来事をもとにしていたり、逆に『面白いから書いてみよう』と思って大げさに描いたことが『うちでもありました!』と感想をいただいたり、工業高校という世界には描きながらも驚かされることが多々あります。 まだまだ『只工』で描ききれていないことがたくさんあるので、これからも赤崎、かっちゃん、やっちんをはじめ、只高工業高校のみんなとともにユルく楽しい日常をお届けできたらと思っております」と伝えられた。

「只野工業高校の日常」を読んだという長田は「工業高校という非常にニッチな世界なんですけど、すごく共感できる部分があるんですよね。僕、小道具作りで結構機械をいじるんですけど、被覆を剥がすのに芯線切っちゃうとか、ああいうあるあるはマジで共感できました」とコメント。自身も工業高校出身という松尾は「乙4、危険物取扱者免許はみんな取りたがるんですよ。作中では乙4をサラッと取ってたんですけど、けっこう大変なんですよ」と語った。

なおコミックシーモアでは昨年12月、マンガとエンターテインメントを融合したコンテンツを展開するYouTubeチャンネル・コミステ!by コミックシーモアを開設。同チャンネルの新プロジェクトとして、マンガを原案としたミュージックビデオが制作される。音楽プロデュースはANCHOR。今後、「只野工業高校の日常」もミュージックビデオ化される。

■ 「みんなが選ぶ!!電子コミック大賞2022」結果発表
□ 大賞受賞作品
小賀ちさと「只野工業高校の日常」

□ 異世界部門受賞作品
ぷにちゃん、雲屋ゆきお、文月マロ「しあわせ食堂の異世界ご飯」
天壱、鈴ノ助、松浦ぶんこ「悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。」

□ 男性部門受賞作品
万丈梓「恋する(おとめ)の作り方」
猿渡かざみ、Aちき、鉄山かや「塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い@comic」

□ 女性部門受賞作品
さんずい尺「全力で、愛していいかな?」
もり、アオイ冬子、林マキ「屋根裏部屋の公爵夫人」

□ BL部門
中川カネ子「自惚れミイラとり」
百瀬あん「幼馴染じゃ我慢できない」

□ TL部門
ふどのふどう「キスでふさいで、バレないで。」
すみ「黒弁護士の痴情 世界でいちばん重い純愛」

□ ラノベ部門
真弓りの、まち「地味姫と黒猫の、円満な婚約破棄」
砂川雨路「身ごもり契約花嫁〜ご執心社長に買われて愛を孕みました〜」

※記事初出時、見出しと本文に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。

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