チェルシーOBで現在は解説を務めるジョー・コール氏が、MFハキム・ツィエクの姿勢に苦言を呈している。イギリス紙『デイリーメール』が伝えている。
チェルシーは18日、プレミアリーグ第24節でブライトンと対戦。試合はツィエクのゴールでチェルシーが先制したが、ブライトンが後半に追いつき1−1に終わっていた。
先制点を挙げたツィエクだったが、点を決めた際にセレブレーションは行わず、選手らと称えあうだけにとどまり、チーム内の不和やツィエクがフラストレーションをためているなどと報じられていた。
チェルシーを率いるトーマス・トゥヘル監督は試合後「ゴールのリアクションからも、私たちが疲れているのがわかると思う。ゴールが決まってホッとしているけれど、それでもエネルギーをセーブしているから、純粋な喜びを表せないんだ。それがチームの現状だよ」と不和を否定し疲労感からセーブしていたとコメントしていた。
ジョー・コール氏は問題のシーンを振り返り次のようにコメント。ツィエクの状況を思いやりつつも士気に関わると諭している。
「このためにプレーするようなものだからね。彼は素晴らしい才能の持ち主だがオランダのリーグとプレミアリーグの違いもあってまだ完全に発揮できてはいない。でもセレブレーションしないのは…(ほかの)選手としてもいい気はしないよね」
「もし彼と私が同じチームだったら『カモン!』っていうと思うよ。プレーできていないときの選手は幸せではない。でもベンチから出て(ピッチに立ち)点を決めればエネルギーは解放されるんだ」