アウトドアでも注目が高まる発電機、一般家庭の防災ではどう使える?

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2022年01月20日 14:22  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
地震、台風、水害……毎年多くの災害に見舞われる日本。日頃から防災グッズや非常食などの備えをしているという人も多いと思います。



しかし、いざ災害でガスや電気などのライフラインが止まってしまった時の備えはできていますか? 冷暖房器具が使えなかったり、今や生活必需品のスマートフォンが充電できなかったり……大変な事態が予想されるものの、停電への具体的な備えができていない人もまだ多いのではないでしょうか。



そこで使えるのが、発電機です。近年のアウトドアブームでも注目を集める発電機が非常時にどのように使用できるのか、一般家庭で試してみました。

○エンジン始動



今回使用したのは、ヤマハ発電機のインバータ発電機「EF1800iS」。工事現場などでも使用できる高出力タイプで、パソコンやテレビも使用可能です。


この製品はガソリンを燃料とするため、屋内では使用できません。今回は住宅の外で使用しました。



まずは上部の燃料タンクキャップを取り外し、こぼれないよう十分に注意しながらガソリンを注入します。


エンジンオイルは裏側のカバー内部に注入口があります。カバーは工具などを使わず、手で簡単に開けることができました。


燃料タンクキャップのつまみを「ON」にして、エンジンスイッチを「運転」に。チョークを手前に引いて、操作盤のエコノミースイッチを「OFF」にします。


左手でしっかりと本体を抑えながら、スターターハンドルを勢いよく引き出すと、エンジンが始動しました。


ガソリンの注入など気を付けるポイントはありますが、操作自体は簡単で、10分ほどで始動することができました。

○冬の停電時にはどう使える?



今回は寒い時期に災害に遭ったことを想定して、さまざまな機器をつないでみました。



まずは、3畳用の「電気カーペット」。発電機は外で使用しているため、窓からコンセントを引き込みました。窓は少し開いているものの、それほど広い部屋でなければ十分に暖まります。


また、こちらの発電機にはコンセント2口のほか、12ボルトのアクセサリーソケットもついているので、車のシガーソケット用のアクセサリーを使用して、スマートフォンの充電も。緊急時、スマートフォンは連絡手段、情報を得るためにも貴重な存在ですよね。


その他にも、電源の使用可能範囲に注意しながら、電気ケトルやライトなどもつないでみました。


地震が発生した場合には、ガスが止まることも珍しくありません。ガスも電気も止まった状態で、寒い冬の夜を乗り切るのはとても厳しいもの。電気ケトルなどが動けば、お湯を沸かしてインスタントラーメンを作ったり、温かいお茶を飲んで気持ちを落ち着けたりすることができます。



ただでさえ不安な災害発生時。温かい部屋や食べ物、明るい照明があると心身の疲労が少しでも軽減されるでしょう。



長期保存の場合定期的なメンテナンスが必要ですが、キャンプなどのアウトドアでも使えば、メンテナンスも兼ねることができます。プロユースのイメージが強い発電機ですが、一般家庭でも備えのひとつとして検討してみてもいいかもしれません。(MN ワーク&ライフ編集部)
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