【特集】2022年のバイク事情 第3回 バイクに乗っている人のイメージを聞いてみた【カワサキ編】

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2022年01月20日 16:02  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
世界には数多くのバイクメーカーがありますが、日本の「ホンダ」「ヤマハ」「カワサキ」「スズキ」の4社の実力はその中でもトップクラス。さまざまなレースで高い性能を証明し、小排気量から大型クルーザーまで、世界中で絶大な人気を誇っています。



その日本が誇る4大メーカーですが、それぞれにどんな特長や魅力があるのでしょうか?今回はマイナビニュース会員に行ったアンケートから「カワサキ」のバイクに乗っている人のイメージを紹介します。


マイナビニュース会員の免許所持率とバイク所有率は?



まずは、マイナビニュース会員の「自動二輪免許の所持率」と「免許所持者のバイク所有率」を紹介しましょう。

○Q.あなたは自動二輪免許を持っていますか? (n=1,019)


はい ―――41.9%

いいえ ―――58.1%



○Q.現在、バイクを所有していますか?/自動二輪免許所持者(n=427)


はい ―――64.6%

いいえ ―――35.4%


アンケートの結果では、会員の4割を超える方がバイクの免許を取得済でしたが、車両を持っているのはその中の約6割でした。免許を持っているからといって、必ずしもバイクを持っているわけではないようです。



これは80年代に起きた空前のバイクブーム時に、当時の若者の多くが免許を取得したことも影響があるのではないでしょうか。バイクを持っていたものの、ブームも終わり、就職や結婚、引っ越しなどを機に手放した方も多かったはず。しかし現在は子供が独立して余裕ができたり、コロナ禍によるバイクブームの再燃で中高年のリターンライダーも増えているようです。

「カワサキ」のバイクに乗っている人のイメージは?



それでは、自動二輪免許所持の会員達が回答した「カワサキ」のバイクに乗っている人の具体的なイメージを紹介しましょう。

■不良でワルっぽい、暴走族イメージ


男性/42歳

ヤンチャな人



男性/38歳

勝気で喧嘩っ早いイメージ



男性/53歳

「ヤンキー」「暴走族」のイメージが強すぎます



男性/67歳

今はどうなんだろう。昔は「不良」という表現がぴったりだったが



男性/61歳

トラブルがあろうが、自らのバイクには、絶対の自信を持ち、どちらかというと喧嘩っ早く、自らのバイクにケチをつける人は絶対に許さないイメージ


昔はバイクといえば不良の代名詞とされていた時代もありました。中高年の方は、高校生に対して「免許を取らせない・買わせない・運転させない」という「3ない運動」を覚えている方も多いのでは?「カワサキ」のバイクが悪いわけではなく、当時の空冷「Z」シリーズは昔ながらの「単車」イメージが強かったためか、暴走族に人気のモデルでもありました。ワルっぽいと思われるのは、その時代の名残があるのかもしれません。


■ゴツい、シブい、男っぽいのドッ硬派!


男性/32歳

とても渋い



女性/47歳

ごっつい人が乗る



男性/47歳

男らしさを感じる



男性/53歳

頑な、拘り、群れない



男性/42歳

昔ながらバイク乗りや、硬派で男らしい人が多いイメージ


かつての名車「Z1/Z2」や「Z400FX」などのスタイリングや「川崎重工」という名前の響きから、「カワサキ」のバイクは大きくて重く、武骨なイメージが定着していました。先述の暴走族イメージや大型二輪免許の取得が難しかったことも加わり、初心者や女性では扱えるものではなく、硬派で屈強な男にしか乗ることを許されないような印象があったのも事実。このイメージもまだまだ根強く残っているようですね。

■「ちょいワル」?「ダンディ」? 年配が多いイメージ


女性/56歳

若い人はすくないの?と思う



男性/36歳

もっさり髭のおっさんが乗ってるイメージです



女性/41歳

年齢を重ねたダンディなイメージ



男性/49歳

大人の不良が乗っているイメージがあります



男性/38歳

中高年のバイク愛好家が多く、服装にもこだわっている人が多い


現在の「カワサキ」のラインアップは乗りやすいモデルもありますが、やはり過去の名車である空冷の「Z」シリーズの人気は根強く、そのスタイリングを踏襲した「ZRX」系や、「Z900RS」などにも人気が集まっています。これらに乗るライダーの多くは当時から所有していたり、若い頃から憧れを抱いていた中高年男性が大型免許を取得して購入する、というケースも多いのではないでしょうか。

■漢・カワサキが大好き!


女性/49歳

カワサキを愛してる人



男性/49歳

熱狂的な信者が乗ってそう



男性/63歳

男カワサキで自分を変える気がない人



男性/60歳

カワサキの個性と周波数の合う人、スマートなものを避けているような人



男性/45歳

とにかくKawasakiという名前が好きなんじゃないですかね


大量販売できる原付スクーターはメーカー知名度やシェア率を向上させるメリットがありますが、これに「カワサキ」は介入せず、独自のポリシーに基づいた中・大型バイクを主軸としてきました。旧式の空冷エンジンにこだわり続けたと思いきや、他社に先駆けた最新技術で刷新するなど、流行には乗らずに我が道を行くという、漢(おとこ)らしい姿に惚れこんでいるカワサキ乗りも多いはずです。

■そのほか、こんなタイプも?


女性/41歳

ちょっと変わった人



男性/61歳

昔は男気の強い者、今は女性ライダー



男性/50歳

最近はまじめな人が多い



男性/67歳

新しもの好きでホンダが嫌い



男性/49歳

ホンダやヤマハよりバイク好きなイメージはあるかもしれませんね


硬派でゴツい一方、カワサキは最新技術の導入に積極的なメーカーという一面もあります。かつての空冷「Z」シリーズも当時は最新技術の集大成。その後もターボやフューエルインジェクション、最近ではスーパーチャージャーの導入まで。デザインに関しても、近年は伝統のイメージを維持しつつ、ビギナーや女性でも受け入れられるような取り組みもしており、さまざまなユーザーを獲得しています。

優等生でもヤサ男でもない。やっぱり漢(おとこ)はカワサキ?



国内外で大きなシェアを持つのは「ホンダ」ですが、「ヤマハ」や「スズキ」も手軽な原付スクーターから大型クルーザーなどのあらゆる市販車のほか、レースの分野でも「ホンダ」と火花を散らしてきました。



対して「カワサキ」は、この3社とは少し異なったスタンスだったのも事実。80年代のバイクブーム時にも、原付スクーターや小型車、激しくモデルチェンジを繰り返す中型レーサーレプリカの販売競争には目もくれず、空冷の中・大型車を継続させてきました。



しかし、「カワサキ」は骨董品だけを作るメーカーではありません。自社が満を持したと判断すれば、過去をすべて否定するようなニューモデルを世に出して他社や既存ユーザーを驚かすこともしばしば。長いキャリアを持つ中高年ライダーの中には、水冷と空力カウルをまとった「GPZ400R」や、レーサーレプリカブーム末期に登場した過激な「ZXR」シリーズの衝撃を覚えている方も多いのではないでしょうか。



強くて大きく、ワイルドな魅力を持った「Z」の伝統を守ると同時に、流行には関係なく自分の道を極めて突き進む、それが「漢・カワサキ」。この強烈なメーカーイメージが「カワサキ」に乗るライダーの印象にも影響しているのは間違いなさそうです。



次回は、「カワサキ」乗りに負けないほどの熱狂的なファンを持つといわれる「スズキ」のライダーのイメージを紹介します。



調査時期: 2021年8月27日

調査対象: マイナビニュース会員

調査数: 1,019人

調査方法: インターネットログイン式アンケート(フォルサ)
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