免許を返納しない人は2割、「生活が不便」「運転に自信がある」と高齢者の声

日本トレンドリサーチは1月20日、「運転免許の返納」に関する調査結果を発表した。調査は2021年12月30〜2022年1月13日、全国の男女2,700人を対象にインターネットで行われた。



調査結果は以下の通り。まず「免許の返納義務化についてどう思いますか」と聞くと、「賛成」(37.0%)、「どちらかというと賛成」(39.1%)、「どちらかというと反対」(15.8%)、「反対」(8.1%)だった。


また、「免許返納が義務化となった場合、返納する年齢は何歳が妥当と思いますか」と聞いたところ、「81歳以上」(40.9%)、「76〜80歳」(27.7%)、「71〜75歳」(20.7%)、「66〜70歳」(7.9%)、「61〜65歳」(1.7%)、「〜60歳」(1.0%)となった。

次に、運転免許所有者2,273人に「何歳になったら免許を返納しようと思いますか」と尋ねると、「81歳以上」(24.3%)、「76〜80歳」(23.3%)、「71〜75歳」(19.8%)、「66〜70歳」(6.6%)、「61〜65歳」(2.8%)、「〜60歳」(1.1%)、「返納するつもりはない」(22.3%)という結果だった。


なお、返納しない理由では「クルマがないと生活に困る。年齢ではなくて、認知症とか運転技能の衰えを基準に返納するルールにすべき」(80代/男性)、「私の場合、若い時から毎日運転しており、80歳になる現在も運動能力には問題がなく、まだ運転には自信がある。一律に年齢で返納を義務化するのは適切ではない」(80代/男性)というコメントがあった。（MN ワーク&ライフ編集部）