ロッテ、春季キャンプB組スタートの若手、中堅の意地に期待

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2022年01月21日 10:10  ベースボールキング

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 ロッテの2022年石垣島キャンプメンバーの振り分けが19日に発表された。

 B組に目を向けると、投手陣は昨季開幕投手を務めるも5勝に終わった二木康太、2年連続で30試合以上に登板も昨季は5試合の登板にとどまった東條大樹、先発とリリーフの両方をこなすことができる中村稔弥、昨年11月にZOZOマリンスタジアムで行われた秋季練習メンバーだった2年目の中森俊介、昨季自身初となる開幕一軍を掴んだ土居豪人、昨季ファームで7勝を挙げた育成の佐藤奨真などがおり、野手陣も茶谷健太、西巻賢二、西川僚祐といった若手選手たちがいる。若手、中堅選手たちは、キャンプ初日からA組でアピールしていきたいところだっただろう。

 過去には春季キャンプB組スタートも、ワンチャンスをモノにし、一軍を掴んだ選手もいる。当時育成選手だった和田康士朗は、20年の春季キャンプは二軍スタートも、楽天モンキーズとの国際交流試合でライトスタンドへ飛び込む特大の本塁打を放つと、第3クールから一軍に合流。結果を残したことで、練習試合、オープン戦で磨いてきた走塁技術を存分にアピールし、開幕直前の6月に支配下選手登録を掴んだ。開幕してからは、代走の切り札としてチームトップの23盗塁をマークし、今ではチームに欠かせない存在となっている。

 新型コロナウイルス流行前だった2年前は、石垣島春季キャンプで対外試合があり、そこで一軍に上がっていく機会があった。コロナ禍により実戦でアピールする機会は限られてくるが、与えられた1回の好機を逃すことなく、モノにしていくことで、その先が見えてくる。B組の若手選手だけでなく、これはA組の若手選手にも言えることだろう。

 例年の傾向を見ると、特に投手陣に関していえば、春季キャンプ二軍スタートの投手が那覇遠征メンバーに選ばれ、アピールの場を設けられることが多い。昨年でいえば春季キャンプ二軍スタートだった成田翔、有吉優樹(現DeNA)、大嶺祐太(現中日)などが那覇遠征メンバーに選ばれている。

 石垣島キャンプはA組、B組と分けられてはいるが、同じ敷地内で行われており、A組の選手に故障などがあれば、B組の選手がA組に合流するということは何度もあった。一軍を定着を狙う若手、中堅にとって、一軍首脳陣の前でアピールができるA組でスタートを切れればいいが、それが全てではない。シーズンを終えたときに、一軍の戦力として活躍できているかが重要だ。2年前の和田のようにキャンプ二軍スタートから一気に一軍の座を勝ち取る選手が、B組から一人でも多く出てくることを期待したい。

【B組】
<投手>
11 佐々木千隼
16 種市篤暉
18 二木康太
19 唐川侑己
20 東條大樹
27 山本大貴
29 西野勇士
34 土肥星也
43 秋山正雲
47 田中靖洋
48 中村稔弥
56 中森俊介
69 土居豪人
120 田中楓基
125 永島田輝斗
129 佐藤奨真
138 松永昂大

<捕手>
22 田村龍弘
39 吉田裕太
53 江村直也
95 植田将太
122 谷川唯人
126 村山亮介

<内野手>
23 三木 亮
44 井上晴哉
67 茶谷健太
68 西巻賢二
123 速水将大

<外野手>
0 荻野貴司
3 角中勝也
7 福田秀平
59 西川僚祐

文=岩下雄太

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