コスメアドバイザーに聞く!コスパ最強、プロも使っている「ドラッグストア・コスメ」10選

1

2022年01月24日 08:10  週刊女性PRIME

  • 限定公開( 1 )

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

週刊女性PRIME

写真※画像はイメージです
※画像はイメージです

「高価なアイテムは効果も高いと思いがち。重要なのはどんな成分が使われているかです」(化粧品子さん、以下同)

化粧品選びに重要なコツ

 プチプラなアイテムでも、レチノール、トラネキサム酸、セラミドなど年齢を重ねた肌に必要な成分を選べば、デパートコスメ並みの効果が得られる。

「ターンオーバーが乱れ、皮脂分泌が減る50代は、20代と比べて必要な成分も違います。例えば美白対策は20代ならビタミンC一択でもよいですが、ビタミンCは皮脂抑制作用も働くので50代になるとそれだけでは乾燥がひどくなることも。

 トラネキサム酸やレチノールも積極的に取り入れて。また、同じメーカーのシリーズでも化粧水や乳液で配合成分は異なるので、アイテム選びでは、成分表示を必ずチェックしましょう

化粧品の裏面ココをチェック!

【1】成分表記の先頭から3〜4つまでを見る

 医薬部外品を除き、基本的に成分は配合量の多い順に記載されている。「商品の約95%を構成している最初の3〜4つの成分が重要。ここにエタノールが入るものは避けたいです」

【2】「ヒアルロン酸」の後の成分配合は微量

「ヒアルロン酸は、微量でもとろみが出るため1%以下の配合量だと思ってよいです」。“〇〇エキス”も同様。これ以降に記載された成分は配合量が少ないと判断できる。

【3】有効成分の表示がある

「医薬部外品にある“有効成分”の表示。シミやシワ、毛穴などに効果があると認められた有効成分が“十分に効果がある濃度”で入っている証です」

ふき取り化粧品を選ぶなら!

〜角質をやさしく取る乳酸が年齢肌の味方に!〜

 大人の女性は「ふき取り化粧水」をぜひ追加してほしい、と化粧品子さん。

「20代の肌のターンオーバーは28日ほどですが、50代だと75日くらいになるといわれています。不要な角質が滞るだけでなく、皮脂の質も変わってくるので、年齢肌こそ“しっかり落とす”が大切。化粧水、乳液が届きやすい肌の土台がつくれます

 特に“マスク摩擦”による角質の重厚化が起きやすい昨今は、重要性がより高まっている。なかでも、角質除去だけでなく、同時に肌をなめらかに整えて保湿してくれる乳酸配合のものがおすすめ。

「首やデコルテにも使用することで、接客したお客さんから首のイボが減ったという声をいただくことも多いです」

●乳酸がイイ理由「ごく自然に皮脂オフ→保湿効果もあり」

 古い角質や角栓を取り除く天然由来の成分。「ピーリング成分でありながら、肌を弱酸性に導いてくれ、比較的刺激が少ないのが特徴です」。『ラボラボ スーパーKEANAローション』(ドクターシーラボ)などに配合

★さらに効果UP!

 ゴシゴシふき取るのは摩擦が肌への刺激になるのでダメ。「コットンに化粧水を含ませて、1〜2分ほどコットンパックを。刺激が心配なら、先にコットンを水で濡らしておけば化粧水が薄まります」

化粧水を選ぶなら!

〜成分表記の“水の次”でふるいにかける!〜

「化粧水の第一審査は、成分表示の水の次に何が書いてあるか。エタノールの場合、揮発とともに肌の水分まで奪ってしまう危険性があります」

 手に取りたいのは、水の次にグリセリン、BG、DPG※といった保湿成分が書かれたもの。特にグリセリンは保湿力が高いので“買い”だ。さらに、

医薬部外品は有効成分が一定量入っているという国の“お墨付き”なので、簡単に高コスパ&効果的なものを見分けるポイントになります。プチプラでも化粧水の医薬部外品は豊富なので、美白なら有効成分にトラネキサム酸やビタミンCが配合されたものを選んで」

 また、有効成分でなくてもレチノールやヒト型セラミドは高価な成分なので配合しているだけで狙い目!

※グリセリン、BG、DPG、エタノールは化粧水の主なベースとなる水性成分です

レチノールがイイ理由「コラーゲンを活性化→シワ・シミをオフ」

 表皮のコラーゲンやヒアルロン酸の生成を活性化し、シワやハリをケア。「効果が高い反面、刺激も強いので、肌が弱い人はパルミチン酸レチノール配合を選んで」『サナ なめらか本舗 リンクル化粧水N』(常盤薬品工業)などに配合

ナイアシンアミドがイイ理由「シミと保湿をケア→敏感肌にも使える」

 コラーゲンの生成とセラミドの合成促進に作用。「シワ・シミ改善、保湿と幅広く効果あり。レチノールより効果は穏やかですが、敏感肌の人にも安心」『肌ラボ 極潤薬用ハリ化粧水(医薬部外品)』(ロート製薬)などに配合

ヒト型セラミドがイイ理由「人間の肌に近い成分→しっかり肌に浸透」

 肌の細胞間脂質の50%以上を占め、水分を保つ働きを持つセラミドとほぼ同じ構造を持つ。「『セラミドNP』など成分名に数字やアルファベットが付いています」。『LITS モイストローション』(ネイチャーラボ)などに配合

トラネキサム酸&ビタミンCがイイ理由「メラニンを抑え込み→シミに作用」

 メラニンの生成を初期段階で抑えるトラネキサム酸と肌表面にあるシミに作用するビタミンC。「Wで配合されていたら買って損なし!」『肌ラボ 白潤プレミアム 薬用浸透美白化粧水(医薬部外品)』(ロート製薬)はどちらの成分も配合

★もっと知りたい有効成分

 厚生労働省が効果や効能、安全性を認めた成分のこと。その有効成分が十分な濃度で入っている化粧品は「医薬部外品」と分類され、有効成分名に「*」印を付けるなど、そのほかの成分と表記上で区別している。

★さらに効果UP!

「お風呂上がりがいちばん肌の水分が蒸発するとき。入浴後、3秒以内に化粧水を(笑)。肌が乾かないうちに保湿重視の“第1化粧水”を塗り、落ち着いてから有効成分が入った“第2化粧水”で本格的なスキンケアをするのも手」

クレンジングを選ぶなら!

「クレンジングアイテムの中身は形状にかかわらず、ほぼ油と界面活性剤です。界面活性剤は水と油を仲介する必須成分ですが、肌への負担もあります。少ない摩擦でサッと落とせ、肌に界面活性剤をのせる時間が短くてすむオイルタイプが断然おすすめです」

 ただし、どんなオイルでもいいわけではない。プチプラ商品に多く使われるミネラルオイルは洗浄力が高い反面、必要な皮脂まで落としがちなので避け、エチルヘキサン酸セチルやパルミチン酸エチルヘキシルなどのエステル系オイルを使ったものを選ぶ。

「脱脂力がマイルドで肌もつっぱりません。ホホバ種子油やコメヌカ油などの油脂系オイルも乾燥肌にはいいですが洗浄力が弱い。エステル系オイルと油脂系の両方が配合されていたらベストです

エステル系オイルがイイ理由

日焼け止めやファンデーションにも使用されている成分。「メイクとなじみやすいので、効率よく落とせます。必要な皮脂も残してくれるので乾燥しすぎません」。『スキンクリア クレンズオイル』(アテニア)などに配合

★“オイル”以外も要注意

「ミルクやジェルでもミネラルオイルが入っているものは少なくありません。形状ではなく成分でジャッジを。また、洗浄力が穏やかで落とすのに時間がかかるものは、肌への摩擦がシミ・シワの原因になる場合も」

乳液・クリームを選ぶなら!

 プチプラの乳液やクリームには、ミネラルオイルなどの油性成分ばかりで美容成分がほぼ入っていないものが少なくないので要注意。

「“単なるフタ”にしかならず、年齢を重ねた肌のお悩みにアプローチできません。必要な美容成分が入ったものをきちんと選びましょう」

 50代以降のエイジングケアには、セラミドとレチノール、ペプチド配合のものを。

「肌の水分を蓄える役割を果たすセラミドは20代の約半分になっていますし、シワ・シミなどの老化はビタミンA=レチノールの欠乏によるものですので、それぞれ補うことで若々しい肌に近づけます。また、“塗るボトックス成分”と呼ばれるペプチドは、弾力を失った肌にボリューム感を出してくれますよ」

ペプチドがイイ理由「コラーゲンを生成→肌に若々しいボリューム感が」

 種類が多いが、「ハリアップの効果が期待できるアセチルヘキサペプチド-38、テトラペプチド-5、ヘキサカルボキシメチルジペプチド-12の3つを覚えておくといいと思います」。『ミノン アミノモイスト エイジングケアミルククリーム』(第一三共ヘルスケア)はアセチルヘキサペプチド-38を配合

ヒト型セラミドがイイ理由「肌内部に水分を蓄える→もっちり潤い肌に」

 水分保持機能とバリア機能を持つセラミドのなかでも保湿力が高いヒト型セラミド。「セラミドは脂溶性で、化粧水より乳液やクリームに浸透しやすい。年齢肌には化粧水とW使いで効果が高まります」『ケアセラ APフェイス&ボディ乳液』(ロート製薬)などに配合

★さらに効果UP!

 乳液は肌のキメを整え、クリームは肌にバリアを張り外部刺激から守るのが役目。「目的が違うので、両方使ったほうがいいですね。お風呂上がりだけでなく、寝る前に追加で乳液やクリームを塗ると翌日の化粧ノリがよくなります!」

リップクリームを選ぶなら!

「唇の縦ジワをケアするペプチドや血色ケアができるパルミチン酸レチノールが入った商品なら若々しい印象の唇に。夜寝る前にたっぷりと塗ってケアしてください」

 ワセリンやミネラルオイルなど炭化水素系成分のみのアイテムは、強力に保護膜を作るが保湿効果はないので結果的に唇の乾燥を招くハメに。本当に荒れたときだけの使用にとどめること。

「さらに週2回程度、リップ用のスクラブケアで不要な角質を落とすと透明感のある唇に!」

ペプチドがイイ理由「唇のシワいん働く→ぷっくり若々しい唇に」

 テトラペプチド-5などが効果的。繊細な唇の皮膚にもやさしい。『オバジ ダーマパワーX リップエッセンス』(ロート製薬)などに配合

パルミチン酸レチノールがイイ理由「ターンオーバーを促す→くすんだ血色の改善」

 唇のターンオーバー、コラーゲン産生を促進。血色不良、色素沈着の解消に。『ザ・レチノタイム リンクルリップエッセンス』(マツモトキヨシ)などに配合

50代以降の女性に注意が必要なアイテムとは!?

【シートマスク】

「50代以降は、肌に水分を蓄える力が落ちているので、シートマスクなどの水溶性ケアより、乳液、クリームなどの油分ケアで水分をとどめることにお金と時間をかけたほうが効率よく効果が得られます」。

 特に、“ながらケア”で、マスクをつけっぱなしにしがちな人はご用心。

「長時間使うと肌がふやけて、逆に細かいちりめんジワができるおそれも。シートマスクは毎日行わず、時間も5分程度にとどめて」

【オールインワン】

「オールインワンアイテムは、ぷるんとした使用感のよいジェル状が多いですが、その形状を作るために大量のアルコールを使っていることが多いです。

 同じシリーズの化粧水〜クリームをオールインワンに変えただけで、肌の乾燥度に大きな差が出てしまいます。必ずアルコールフリーのものを選びましょう」。

 また、皮脂の分泌量が減る大人の肌には、寝る前にクリームで油分をプラスすることも必要。

教えてくれたのは……化粧品子さん●CILA化粧品成分上級スペシャリスト。コスメアドバイザー。ドラッグストアに勤務する傍ら、最新のコスメを研究。おすすめアイテムなどを紹介するブログは月間400万PVを達成。著書に『美肌コスメは一瞬で見抜ける!』。

(取材・文/河端直子)

    ランキングライフスタイル

    前日のランキングへ

    ニュース設定