昨季は悔しい結果のロッテ・菅野 若手台頭も再び一軍で居場所の確立を!

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2022年01月24日 10:14  ベースボールキング

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ロッテ・菅野剛士(C) Kyodo News
ロッテの外野陣は昨年の実績からいえば、荻野貴司、マーティンがレギュラーが決定的というなかで、残り1つの枠を巡って複数の選手で争うという構図だ。

 昨季7・8月度の月間MVPに輝いた藤原恭大を筆頭に、2本のサヨナラ本塁打を放った岡大海、シーズン9本塁打を放った山口航輝、代打で昨季チームトップの2本塁打を放った菅野剛士、盗塁王に輝いた和田康士朗、ファームで2年連続打率3割以上をマークした高部瑛斗、さらにはベテランの角中勝也、福田秀平と非常に激戦区だ。

 そのなかでも今季、藤原、山口といった若手が台頭してきたなかで、年齢的には中堅に位置する菅野がどう巻き返してくるのかーー。

 菅野といえば、20年に自己最多の81試合に出場して、打率.260、2本塁打、20打点、出塁率.389をマークし、守っても外野で60試合、一塁で12試合に出場したが外野、一塁ともに無失策と、レギュラーに近い存在までにのぼりつめた。

 21年に向けて自主トレでは「アウトになるにしても、ランナーを進めたり、球数を放らせたりというところは求められている。そういうのをもっと磨けるように、武器になれるようにオフシーズン、キャンプで取り組みました」と状況に応じた打撃に磨きをかけ、代打で出場した開幕3戦目のソフトバンク戦で岩嵜翔(現中日)から一時逆転となる2ランを放つと、本拠地・ZOZOマリン初戦となった3月30日の楽天戦ではスタメン復帰しマルチ安打をマーク。

 開幕直後低調だった打線のなかで、6試合連続安打を記録するなど一際存在感を放っていた。連続試合安打がストップした4月4日の日本ハム戦以降は、なかなか“H”のランプを灯すことができなかった。4月25日に一軍登録を抹消され、二軍で再調整となった。6月3日に再昇格するも7月1日に一軍登録抹消、9月に再び一軍の舞台に上がったが2試合に出場して5打数0安打とアピールできず、昨季は33試合に出場して、打率.194、2本塁打、5打点と悔しい結果に終わった。

 昨季はレギュラーに近い存在で春季キャンプを迎えたが、今年は山口、藤原といった若手が台頭し、和田、高部といった期待の若手もおり、もう一度一軍で居場所を確立していかなければいけない立場になった。

 競争の激しい外野で一軍の枠を勝ち取るためにも、一にも二にもバッティング。菅野は“1つ先の塁を狙う”走塁や堅実な守備に素晴らしいものはあるが、和田や岡といった勝負所での“代走”、試合終盤での“守備固め”での登場ということは考えにくく、打って結果を残すことが重要になってくる。本人も昨年7月に行ったオンライン取材で「バッティングでアピールして、打って活躍したいというのが大きい」と話している。

 昨年に続きA組で春季キャンプを迎える。2月1日からはじまる競争で、昨年との違いをどう見せてくれるか注目していきたい。

文=岩下雄太

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  • 和田は走り屋、安田、藤原は中途半端、山口なんて何故重宝されてるのかわからんし、若手なんか全然台頭してないじゃん。
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