どんなに仲のいい夫婦や恋人同士でも、価値観をすべて合致させるのはなかなか難しいものでしょう。ちょっとしたことの価値観が違うだけならばまだしも、生活の基盤となる部分の考え方がまったく異なっていては、一緒に暮らすことすらストレスになってしまうかもしれません。今回の投稿者さんも交際相手との価値観の違いを目の当たりにして、結婚を迷っているようです。
『現在、彼の実家から徒歩圏内に住んでいるのですが「子どもが生まれたら実家の敷地内に家を建てなさい」と彼の両親に言われました。彼もずっとそう教育されてきたようで、私が彼の実家の隣に住みたくないのを理解してくれません』投稿者さんたちは今現在、交際相手の両親の近くに住んでいるようですね。しかし結婚を目前にして交際相手の両親から「結婚して子どもが生まれたら敷地内同居をするように」と言われたのだそう。交際相手の彼自身も小さいころから両親にそう教えられてきたため、なぜ投稿者さんが敷地内同居を嫌がるのかが理解できない様子です。
同居は嫌、でも彼と結婚はしたい
投稿者さんは正直な気持ちを包み隠さず話してくれました。
『彼の母親は専業主婦なので毎日監視されている感覚になりそうで、私としてはなおさら近くで生活したいと思いません。結婚を取りやめようかとも悩んだのですが、彼との結婚は諦めたくありません。どうにか関係を悪化させずに断る方法はないでしょうか？』敷地内同居は義実家との関係が近くなりがち。だからこそ投稿者さんとしてはハードルが高いと考えているのでしょう。プライバシーを大切にする方ならばなおさら「監視されてしまいそうで嫌」と考えるのもわかりますね。投稿者さんが願うように、敷地内同居を避けつつ交際相手と円満に結婚できる方法はあるのでしょうか？
価値観の違いをすり合わせるのは難しい
ママスタコミュニティのママたちは「交際相手と投稿者さんは根本的に価値観が違う」と指摘したようです。
『相手が実家の考えに染まっちゃってる場合は無理だよ。投稿者さん側の気持ちも考えてくれるような相手ならまだ結婚考えてもいいけど、もう刷り込まれてるなら価値観が合うことはない』
『同居を当然だと考える相手と結婚して仮に同居だけは免れたにしても、価値観の違いで苦労すると思うよ。同居だけ免れれば解決と思うのは甘い』
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『実家に戻るのが当たり前と思ってる人とは無理でしょ。価値観ってなかなか変わらないから、今は投稿者さんの味方していても子どもが産まれたら変わるかもよ』敷地内同居は避けたいと考えている投稿者さん。一方で交際相手は「結婚したら自分の実家に入るのは当然のこと」と考えています。生活の基本の三本柱である「衣食住」のひとつが合わないというのは、一緒に生活するうえで大きな問題となりえます。敷地内同居の話は2人の価値観の違いを浮き彫りにするきっかけに過ぎなかったのかもしれません。
「その結婚、待った！」冷静な決断を下すママたち
『結婚はやめたほうがいいよ。長男だから実家に戻るのが当たり前だと刷り込まれて育っている人を変えるのは難しい。自分の娘なら全力で止める。このことを理由にお断りしてみたら相手の本心や本質が見えるよ』
『今は「この人しかいない！」って思ってるだろうけどそんなことないよ。同居したら嫁は大変。そもそもよそ様の娘さんに「うちの敷地内に建てなさい」なんて命令してくる時点で怖いですよ』
『うちも敷地内同居。暇な義父がいつでも家の周りをウロウロしてて監視されてるみたいで気持ち悪い。投稿者さん、男なんていくらでもいる！ 今からでも間に合う！ 結婚やめときな』
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結婚を考えている交際相手の両親に「子どもが生まれたら敷地内同居をするように」と言われ、驚いてしまった投稿者さん。交際相手の彼自身にも自分の「嫌だ」という気持ちを理解されないとなると、余計に不信感が募りますよね。まだ結婚する前ならば相手との関係を考え直しやすいでしょう。衣食住は結婚生活において重要なもの。ママたちがアドバイスするように、一度立ち止まって今の交際相手と結婚すること自体を冷静に検討してみてもいいかもしれません。
後編へ続く。
文・motte 編集・荻野実紀子 イラスト・マメ美
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