元トーゴ代表FWエマニュエル・アデバヨール氏が、古巣のアーセナルで苦境に立たされるガボン代表FWピエール・エメリク・オーバメヤンに言及した。24日、イギリス紙『デイリー・メール』が伝えた。
現在37歳のアデバヨール氏は2006年1月から2009年夏にかけてアーセナルでプレーし、公式戦通算142試合で62ゴールを記録した。しかし、2009−10シーズンにマンチェスター・Cへ完全移籍。さらに同シーズンのアーセナル戦では、得点後に逆方向のゴール裏まで猛然と駆けていってグーナーを挑発。以降はガナーズから忌み嫌われる存在となった。
一方のオーバメヤンは昨年12月のサウサンプトン戦で「規律違反」を理由にメンバーから外されると、キャプテン剥奪の処分も受けてチームから除外されている。そんななかでイギリスメディア『スカイスポーツ』の取材に応じたアデバヨール氏は、オーバメヤンのチームへの復帰は叶わないと予想している。
「いろいろと大変だろうけど、それがアーセナルなんだ。彼らは許すことを知らない」
「彼はファンタスティックな選手だし、成功を祈っている。彼にはメッセージも送った。私たちはただ、彼に立ち直ってほしいだけなんだ。彼はアフリカの兄弟であり、以前のようにアフリカを代表する選手であり続けて欲しいと思っている」
「彼がチームに戻れるとは思わない。私にも起こったことだからわかるよ。同じ状況というわけではないけど、彼がいるのはアーセナルだからね。戻れたらビックリだ。でも彼は偉大な選手だから、結末がどうなるかは見てみよう」
1月の移籍市場での退団が噂されるオーバメヤン。『メール』紙によると、サウジアラビアのアル・ヒラルなどがレンタル移籍に関心を示している模様だ。
【動画】アデバヨール、伝説の“全力疾走”ゴールセレブレーション