セビージャは25日、マンチェスター・Uからフランス代表FWアントニー・マルシャルを獲得したことを公式サイトで発表した。契約は6月30日までのレンタル移籍で、背番号は「22」を着用する。
現在26歳のマルシャルは、2015年にモナコからマンチェスター・Uに加入。これまでの7シーズンで公式戦269試合に出場し79ゴール50アシストという結果を残しているが、今季は公式戦11試合出場1得点にとどまっており、出場機会に不満を持って退団を希望しているとされていた。
なかでもマルシャルは、かねてより関心を取り沙汰されていたセビージャへの移籍を強く望んでいた模様。移籍市場に詳しいファブリツィオ・ロマーノ記者によると、スポーツディレクターを務めるモンチ氏との会談を経て、オファーのあったプレミアのクラブではなくセビージャへの加入を決断したとのことだ。
セビージャが支払う移籍金は、半年分の給与とレンタル料を合計した600万ユーロ(約7億7000万円)〜700万ユーロ(約9億円)となると見られている。なお、今シーズン限りとなる契約終了後の買い取りオプションは付帯されていない。
セビージャは、スペイン代表FWスソ、アルゼンチン代表MFエリク・ラメラらの負傷に加え、アフリカネーションズカップによってモロッコ代表FWユスフ・エン・ネシリ、同代表FWムニル・エル・ハッダディが離脱し、前線の駒が不足。先日ポルトからの加入が発表されたメキシコ代表FWヘスス・マヌエル・コロナに続き、実績豊富な実力者を補強することとなった。