増殖する日産「ノート」のベストバイはどれ!?

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2022年01月26日 12:41  週プレNEWS

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写真都内で行なわれた日産の試乗会に特攻したオザワ。昨年、日本カー・オブ・ザ・イヤーを戴冠し、話題のノートシリーズを徹底試乗
都内で行なわれた日産の試乗会に特攻したオザワ。昨年、日本カー・オブ・ザ・イヤーを戴冠し、話題のノートシリーズを徹底試乗

日産のコンパクトカー「ノート」のバリエーションが増えている。ぶっちゃけ、どれがお買い得なのか? 自動車ジャーナリストの小沢コージ氏が自らの推しを大公開!!

画像】日産「ノートオーラニスモ」の細部

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■ノート オーラ ニスモのコスパがハンパない!

まさに絶好調。昨年末に日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞しただけではない。現在、売れ行きも好調で月販7000台前後をマークし、日産の稼ぎ頭として大活躍。そんな肝煎(きもい)りコンパクトカーのノートe−POWERが、驚くべきモデル戦略を取っているのをご存じだろうか。ズバリ、絨毯(じゅうたん)爆撃バリエーション作戦だ。

トヨタのカローラもセダンやワゴンのほかに4タイプあるが、ノートシリーズも負けていない。標準のノートにノートをプレミアム化したノートオーテック、本格4WD仕様のノートX FOUR、超高級仕様のノートオーラ、スポーツバージョンのノートオーラニスモ、そしてSUVタイプのノートオーテッククロスオーバーと全6バリエーションが存在しているからだ。

タイプはハッチバックが5車種でSUVタイプが1車種。正直、見た目的には違いがわかりにくいが、乗ると味わいが絶妙に違う。贅沢(ぜいたく)すぎる現代人に合わせたヤリすぎなモノづくりである。

一般的なオススメは販売の50%以上を占める高品質なノートオーラだ。電動感あふれる日産流のシリーズハイブリッド、e−POWERをさらに磨き上げた結果、発進から加速が滑らかになった。

しかも、インテリアに上質なツイード生地やウッド調パネルを配した上、遮音性に富んだラミネートガラスも採用。静粛性はスカイラインに匹敵する。

しかし、オザワの本当の推しはノートオーラをベースに、日産のレーシングカスタム部門であるニスモが仕上げたノートオーラニスモだ。

正直、赤と黒をアクセントにした鮮烈カラーリングはレーシーすぎ。ただ、その趣味さえ理解できれば超お買い得だ。内外装のチューニングだけではなく、硬めかつ上質な専用サスペンションに運転モードも電動感を極めたニスモモードまで専用設定し、それでいて価格はノートオーラにプラスたった17万円のみ。

仮に専用の17インチアルミホイールとハイグリップタイヤのミシュランパイロットスポーツ4を単品で買ったら、17万円どころの騒ぎではない。要するにエアロと足まわりとパワーチューンは実質タダ。冗談抜きに激安なのだ。

もちろん、カスタムはすべて本気。エアロの外装はフォーミュラカー顔負けの赤黒レイヤードダブルウイングで地を這(は)うような迫力だ。空力パーツのカナードやサイドスプリッターもリアルに整流効果アリ。車高も専用サスで20mmもローダウンしている。

内装も本気だ。専用ファブリックの革調ハーフシートでホールド感はイイし、デジタルメーターも赤黒専用カラー表示とくる。シートはもちろん、本革ステアリングも赤ステッチ入りだ。

だが、何より素晴らしいのは走りだ。ノーマルモードで走ってもアクセルを踏んだ瞬間から足まわりの快適性がビシバシ伝わってくる。不快なバイブレーションを見事にカットしている。硬めの中にも上質感アリだ。ステアリングの切れ味もノートやノートオーラよりすっきり爽やか。この走りだけでも推せる。

その上、ドライブモードをニスモモードにするとアクセル特性までシャープになる。出足は滑らかだが、その後の加速感がとても鋭いのだ。クルマ好きだけでなく、一般の人にもこの品質感は伝わるはずだ。

取材・文/小沢コージ 撮影/望月浩彦

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