最年少指揮官、長期政権…今季欧州5大リーグで100勝目を達成した者たち

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2022年01月26日 14:22  サッカーキング

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サッカーキング

写真今季100勝目を達成した者たち [写真]=Getty Images
今季100勝目を達成した者たち [写真]=Getty Images
 ブンデスリーガでは、今月23日に行われた第20節のヴォルフスブルク戦でライプツィヒが記念すべき節目の勝利を手にした。ブンデスリーガ通算100勝目を達成したのである。

 今季のライプツィヒは、昨夏までチームを率いていたユリアン・ナーゲルスマン監督がバイエルンに引き抜かれたため、アメリカ人のジェシー・マーシュを指揮官に据えて開幕を迎えるも、結果が出ずに14節を終えた時点では11位と低迷。そのため昨年12月に同監督を解任し、イタリア人のドメニコ・テデスコ監督に再建を託した。



 すると調子も上向きになり、最近はリーグ戦3連勝。2022年に入って全勝しているのは彼らとドルトムントの2チームだけだ。そして前述のヴォルフスブルク戦にも2−0で勝利して、欧州カップ戦圏内を狙える6位まで順位を上げると共に、ブンデスリーガ通算100勝目を飾ったのだ。

 ライプツィヒは、2009年に飲料メーカーの『レッドブル社』が当時5部にいたマルクランシュタットのリーグライセンスを買い取って発足されたクラブ。設立からわずか7年で5部から1部まで昇格を果たすと、ブンデスリーガ昇格1年目に20勝7分7敗の成績でいきなり2位。以降、常にトップ6以上を維持している。

 そして今回のヴォルフスブルク戦で、ブンデスリーガ通算190試合目にして100勝(48分42敗)を達成。ブンデスリーガの長い歴史において彼らよりも速いスピードで100勝を達成したのはバイエルン(185試合)しかいないという。



 今季のブンデスリーガでは、他にも記念すべき100勝目を達成した“センチュリオン”がいる。その中でも歴史に名を刻んだ監督といえば、昨季までライプツィヒを率いていたナーゲルスマンだろう。同指揮官は、ホッフェンハイムの下部組織で指導者として経験を積むと、2016年2月に歴代最年少の28歳でトップチームの監督に就任。当時チームはブンデスリーガで降格圏の17位に低迷していたが、ナーゲルスマンが同チームを1ポイント差での残留に導くのである。

 記念すべき初勝利は、就任2試合目のマインツ戦。FWマルク・ウートの2得点などで3−2と打ち勝ち、それまでシーズン2勝しかできていなかったチームに6試合ぶりの勝利をもたらした。そこから11試合で7勝(1分3敗)と結果を出してチームを救ったのだ。

 結局、ホッフェンハイムでは116試合で51勝(38分27敗)という成績。2019年にはライプツィヒに引き抜かれ、同クラブを2シーズン指揮してブンデスリーガ68試合で37勝(20分11敗)。2019−20シーズンにはライプツィヒをチャンピオンズリーグの4強まで導いた。

 そして今季から王者バイエルンを率いており、12月のブンデスリーガ第15節で通算199試合目にして100勝を達成。34歳141日での100勝は最年少記録だという。試合前に100勝目の可能性を聞かれると「知らなかったよ。もっと勝っているかと思ったね!」と冗談を飛ばしていた。ちなみに、記念すべき100勝目の対戦相手は、5年前に初勝利を飾った時と同じマインツだった!



 ナーゲルスマンの100勝は残念ながら最速ではない。ドルトムントとバイエルンで計7度のリーグ制覇を達成した名将オットマー・ヒッツフェルトなどは187試合で達成しているという。

 今季ブンデスリーガでは、ナーゲルスマン以外にも100勝を達成した指揮官がいる。フライブルクを率いて10年になるクリスティアン・シュトライヒ監督(56歳)もその一人だ。年末に行われたブンデスリーガ第17節でレヴァークーゼンを2−1で下して節目の勝利。初めてブンデスリーガで手腕を振るってからおよそ10年後、304試合目で記念すべき100勝(90分114敗)を達成したのだった。



 ちなみにシュトライヒ監督の10年という任期は、ブンデスリーガ史上6番目の記録だという。欧州5大リーグの現役監督で見ても、これより長いのはアトレティコ・マドリードのディエゴ・シメオネ監督だけ。シュトライヒ監督が2011年12月29日に就任したのに対し、シメオネは同年12月23日に就任。わずか「6日」の差で、シメオネが現在の5大リーグ最長任期を誇っている!

 監督の100勝といえば、アトレティコの宿敵であるレアル・マドリードを率いるカルロ・アンチェロッティも同クラブでの節目の勝利を手にした。アンチェロッティは11月に行われたチャンピオンズリーグ・グループステージのシャフタール戦に勝利してレアルでの公式戦100勝に到達。134試合で100勝は、ジョゼ・モウリーニョ(133試合)に次いでクラブ史上2番目のスピードだったという。



 一方、今季プレミアリーグで100勝目に到達したのはマンチェスター・Cのイングランド代表DFカイル・ウォーカー(31歳)だ。ウォーカーは12月4日のワトフォード戦に勝利してシティでのプレミア通算100勝を達成。同選手はトッテナム時代(2009〜2017年)にもプレミアで100勝に到達しており、「2つのクラブで100勝を達成」したプレミア史上3人目の選手となった。他の2名はフィル・ネヴィル(マンチェスター・U&エヴァートン)とアシュリー・コール(アーセナル&チェルシー)となっている。



 今シーズン、まだまだ新たな“センチュリオン”が誕生するはずなので、今後も注目していきたい!

(記事/Footmedia)
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