生産ラインの異常を検知するAI画像解析サービス開発中。24m先の異物を91%の精度で検知

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2022年01月27日 09:01  Techable

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経済産業省の「製造基盤白書(ものづくり白書)2020年版」によると、国内の製造業就業者数は2002年〜2019年の間に11.6%(約140万人)減少しています。一方現場では、生産作業に加え設備の不具合や異物混入の目視確認など品質管理にかかわる業務が生じ、作業量は増加傾向にあるようです。

近年、生産性と品質管理の維持・向上に向けた生産現場のDXが進んでいます。しかし、ロボットの導入が困難なケースや、そもそもロボットでは対応できない目視確認作業もあるようです。

そんななか、EAGLYS株式会社(以下、イーグリス)とセーフィー株式会社(以下、セーフィー)は、生産ラインの不具合を検知するAI画像解析サービスの共同開発に着手しました。
24m先の異物を91%の精度で検知両社が開発中のAI画像解析サービスは、イーグリスのAI画像解析技術とクラウド録画サービス「Safie(セーフィー)」をかけ合わせたもの。「Safie」で撮影した映像をAI解析し、製造工場や物流センター内の生産ライン上の不具合や異物検知を高速・高精度で行います。

実証実験用に開発した工場向けAI画像解析サービスでは、現状の生産設備や従業員の作業導線を変えることなく、24m先のラインにある異物を91%の確率で検知することに成功。今後、工程や製品に合わせた画角やAIアルゴリズムをチューニングすることで精度を高められるとの見通しです。

同サービスは、「Safie」を活用しているため導入が手軽なことも魅力のひとつ。また、異常検知のほか映像を通じた確認作業の記録や遠隔からの管理・実行、振り返りに活用できるのもポイントでしょう。
秘密計算とAI開発のイーグリスセーフィーは、カメラとインターネットをつなぐだけで、いつでもどこでも映像を確認できるクラウド録画サービス「Safie」を展開しています。

そんなセーフィーとタッグを組んだのがイーグリス。秘密計算を中心としたデータセキュリティ技術とAI設計技術により、セキュアにデータを連携・利活用できる基盤づくりとAIによる付加価値創出を目指す企業です。

核となる“秘密計算”とは、データを暗号化した状態のまま計算できる技術。従来は、データ分析などの際に暗号化を解除する必要があったため、情報漏えいの観点から匿名化などの処理が必要でした。この匿名化処理においては、データの精度低下や時間的コストが課題となっていたようです。

しかし、秘密計算を活用すれば、データ分析時の匿名化作業は不要になり、計算プロセスも暗号化されるため異なる事業体のデータを互いに秘匿したまま連携し分析することが可能に。つまり、生データの精度とセキュリティを両立させてデータ分析ができるというわけです。イーグリスは、これを実現するソフトウェアとして「DataArmor GATE DB」を提供しています。

また、データだけでなくAIモデル自体も暗号化したままクラウド上で処理する「DataArmor GATE AI」や、セキュアなデータ連携基盤をパッケージとして提供するクラウドサービス「DataArmor ROOM」も提供中です。

PR TIMES
EAGLYS株式会社
経済産業省「製造基盤白書(ものづくり白書)2020年版」

(文・Higuchi)

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