令和の家事家電「三種の神器」、食洗機と洗濯乾燥機あと一つは?

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2022年01月27日 10:31  マイナビニュース

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パナソニックは1月25日、「30・40代夫婦の家事に関するライフスタイル調査」の結果を発表した。調査は2021年4月16日〜20日、関東(1都6県)・関西(2府4県)在住の30〜49歳既婚男女1,346名を対象にインターネットで行われた。


1日のうちに家事にかけている時間は、男性が平日58.4分、休日72.7分、女性が平日115.5分、休日121.4分と、2020年7月調査よりも男女ともに増加した。



共働き夫婦の家事分担比率については、コロナ禍前の2017年から、男性視点では男性が約3%増、女性視点では女性が約2%減とわずかに変化が見られる結果に。2021年では、男性視点で男性47.1%:女性52.9%、女性視点で男性22.0%:78.0%で分担していると感じており、これはコロナ禍前と大きく変わらず、男女間での家事分担の認識は変わらず大きな差異があることがわかった。


現在の「家事」について聞いてみたところ、コロナ流行を経て以前よりも「無理なく家事ができている」が56.3%と半数を超えた。一方、現在感じている「家事ストレス」については、男女ともに「増えた」(男性19.4、女性33.8%)が「減った」(同13.1%、17.2%)を上回る結果に。特に女性は「増えた」が33.8%と「減った」の2倍近くにのぼった。

また、「家事の分担をめぐってパートナー間で注意や注文をすることがあるか?」という問いに対しては、男性から女性への注意や注文が「ある」が71.8%、女性から男性への注意や注文が「ある」が80.8%と、コロナ流行開始直後(2020年3月〜7月頃)と比較すると、男女ともに20ポイント以上増えていることが明らかに。コロナ禍以前よりも無理なく家事ができていると感じている一方で、「家事ストレス」や「家事負担感」は増え、またパートナー間での注意や注文も増えているという、“ねじれ現象”が起こっているよう。



さらに、現在の「ひとり時間」についても質問したところ、男性は「以前よりもひとり時間をもてるようになった」が「もてなくなった」よりも多い一方で、女性は「以前よりもひとり時間をもてなくなった」が「もてるようになった」を大きく上回る結果に。また、「もっと増やしたい時間」について聞くと、女性のおよそ4人に3人が「ひとりの時間をもっと増やしたい」と回答。女性の「もっとひとり時間が欲しい」ニーズの多さが垣間見える結果となった。。


男性の家事については、2017年4月調査時は、男性が家事をしない理由の1位は「時間がないから」だったが、今年の調査では6位に陥落。一方で順位を上げたのが「家事が好きではないから」(2017年38.1%、2021年46.8%)で大幅アップ。同じく「家事が苦手だから」や「きちんとこなせる自信がない」「家事の仕方がわからない」という理由も上昇するなど、コロナ禍による在宅時間の増加で、男性が家事をする時間や機会が増えたものの、いざ家事をやってみると上手にできないことがわかり、それが「家事の苦手意識」「家事嫌い」に結びついてしまっていることが伺える結果となった。


続いて、家事を家電に任せて負担を減らしたい人の割合の変化を見てみると、家事を家電に任せて負担を減らしたいは増加傾向にあり、2021年は82.2%と過去最高に。そこで、家事負担軽減、家事時間削減のために購入したい家電を聞いたところ、1位「食洗機」、2位「ロボット掃除機」、3位「洗濯乾燥機」という結果に。この順位は以前から大きく変わっておらず、「食洗機」は2017年から不動の1位をキープしており、この3つの家電が「令和の"しない家事"三種の神器」と言える結果となった。(CHIGAKO)
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