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子どもが嫌がってなかなか機嫌よく済ませられないのが歯磨き。きちんとやらないと虫歯になるので、やらないわけにもいきません。定期的に歯科検診を受けていても、毎日の歯磨きはマストです。
【子ども】園で泣かずにバイバイできる?保育士に聞いた「預け上手なママ・ギャン泣きさせてしまうママ」の差子どもの機嫌がよい時間帯に、子ども用の小さくて柔らかい歯ブラシや、好きなキャラクターの歯ブラシを使ったり、痛くないように歯茎を傷つけず慎重に磨いたりといろいろ気を遣っても、歯磨きを嫌がって逃げる子どもは多いもの……。
そこで、周囲のママたちに子どもが歯磨きを嫌がらないようにどんな工夫をしているのかを聞いてみました!
■子どもが歯磨きを嫌がらないコツは?
■1:子どもの好きな味の歯磨き粉にする
実践しているママも多く、取り入れやすさレベルとして一番易しいのがこちら。子どもが好きな味の歯磨き粉を用意して、それで釣る作戦です。いくつか試してみて、子どもが「おいしい」「これなら磨きたい」というフレーバーがあればしめたもの。
「好きすぎて、キャンディみたいに歯磨き粉をつけた歯ブラシをしゃぶってた(笑)」なんてご家庭も。でも歯磨き粉であれば、キャンディと違って虫歯にならないので安心ですね。
ただ、ちょっと舐めるくらいならともかく、子どもが歯磨き粉を食べたり飲んだりしないように注意は必要です。
■2:子どもに鏡を持たせる
「『こどもちゃれんじぷち』の付録の『しまじろうの歯磨きミラー』を使っていた」という意見もありました。子育てママの間で評判が高く、フリマサイトで中古品が売られていることもあるアイテムです。
しまじろうの顔と両脇に持ち手が付いた手鏡で、音楽が流れて自分の歯磨きのようすを見ながら磨いてもらうことができるもの。音楽が流れる楽しさと、「しまじろうと歯磨きしようね」などと子どもを誘いやすいのもメリットです。
お子さんによってはまる・はまらないはあると思いますが、しまじろう好きなお子さんなら試してもいいかもしれません。しまじろうのアイテムでなくても、歯磨きの際に手鏡を持たせることは一度やってみてもいいと思います。
■3:子どもに短い歯磨き動画を見せる
我が家の長男に一番効果があったのはこちら。それこそ「こどもちゃれんじぷち」のしまじろうの公式動画もあがっていますが、「子ども 歯磨き」などと検索すると歯磨きの歌の動画がヒットします。
そういった歯磨き動画や、お気に入りの動画の短めのものを選んで「これを見る間、歯をキレイキレイしようね」と歯磨きに誘導すると、動画を観たい子どもは比較的スムーズに仕上げ磨きに応じてくれます。
動画がないと歯磨きしない子になるかも……という不安もありましたが、動画が必要だったのは本当に小さいときだけで、歯磨きの習慣さえついてしまえば動画がなくてもすんなり磨くように。まずはどんな手段であれ、習慣化することが大切なんだなと感じました。
■4:歯磨き絵本を読み聞かせする
子どもの歯磨きに苦戦する親が多いためか、子どもの虫歯や歯磨きをテーマにした絵本は数多く出ています。
「ノンタンの歯磨き絵本にお世話になっていた」「『はみがきしないとどうなるの?』という絵本を読んで、『歯磨きしないとこんなふうに虫歯になるから、磨こうね〜』と言って歯磨きの重要性を教えた」というママたちも。
小さいうちは「歯を磨かないと虫歯になる」という因果関係があまりピンとこないかもしれませんが、絵本を通して説明すれば、そのことを少しずつ理解して、歯磨きの重要性がわかるようになるはず。
きむらゆういちさんの絵本やノンタンの絵本、最近ではポケモンの絵本など、一緒に歯磨きをしたくなるような絵本がいまはたくさん出ています。お子さんと一緒にお気に入りを見つけてみると、歯磨きがうまくいくかもしれません。
■5:100%キシリトール製品などのご褒美をあげる
お菓子=虫歯のもと、というイメージがありますが、100%キシリトール製品であれば、歯磨きのあとでも食べられます。
ピカチュウやしまじろう、ドラえもんのパッケージなど、魅力的なキャラクターの商品もいろいろと販売されています。内容もタブレットやラムネ、グミ、ガムとさまざま。なんとチョコレートもあるんです!
なぜ虫歯にならないかというと、こういった商品は甘味料を100%キシリトールにしているから。砂糖が入っていないので歯磨きのあとに食べても大丈夫だし、むしろ虫歯予防にもなるというのです。
実際にママたちの間でも「歯磨きしたあとにも何か食べたがるときにキシリトールのタブレットをあげていた」「じょうずに磨けたらピカチュウのラムネをあげるよ〜とご褒美作戦!」と、重宝されていましたよ。
多少お金はかかりますが、どうしても歯磨きをしたくない子どもに対する最終手段として、ご褒美で釣る作戦もアリだと思います。
■6:子どもの好きなキャラクターのぬいぐるみで話しかける
子どもが好きなキャラクターのぬいぐるみを使って、「〇〇ちゃん、歯磨きしよう!」などと話しかけたり、「僕が磨いてあげる!」というふうにパペットに歯ブラシを持たせて歯磨きをしてもらうというもの。
大人からすると文字通りの子どもだましですが、お人形ごっこが好きな子どもにとっては人形にも命が宿っているので、声色がママやパパであってもスッとぬいぐるみとの世界に入っていけます。
アンパンマン好きの次男には、アンパンマンのぬいぐるみに歯ブラシを持たせて(もちろん親が一緒に握っている形ですが)歯磨き。アンパンマンに磨いてもらうと、比較的機嫌よく歯磨きが成功することが多かったです。
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子どもによって合うものと合わないものがありますので、ぜひその子に合う作戦で「歯磨きイヤイヤ期」を乗り切って、歯磨きを習慣化してくださいね。