LVMH、21年度通期はコロナ前から売上2桁増 ルイ・ヴィトンやディオールなど主要ブランドが牽引

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2022年01月28日 13:21  Fashionsnap.com

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(左)2021年3月にオープンした「ルイ・ヴィトン 銀座並木通り店」 (右)ティファニーのロゴ

Image by: FASHIONSNAP
LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン グループが2021年度の通期業績を発表し、売上高で前年比44%増の642億1500万ユーロ(約8兆2600億円)、純利益で前年から2.6倍の120億3600万ユーロ(約1兆5500億円)となり、増収増益を達成した。新型コロナウイルス感染拡大前の2019年度比では売上高は20%増、純利益は68%増となり、コロナ前の実績を上回った。

 全部門で増収し、売上構成比の約半分を占めるファッション&レザー部門では「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」や「ディオール(DIOR)」「フェンディ(FENDI)」「セリーヌ(CELINE)」「ロエベ(LOEWE)」といったメゾンが牽引。売上高は前年比46%増の308億9600万ユーロ(約3兆9750億円)となり、好成績を収めた。
 ファッション&レザー部門と並んで好調だったウォッチ&ジュエリー部門は、傘下に収めた「ティファニー(TIFFANY&CO.)」のハイジュエリーが過去最高の業績を記録し、前年比では2.7倍と飛躍的な成長を見せた。2022年末にはニューヨーク五番街の旗艦店をリニューアルオープンする予定だという。
 市場別では、米国と日本を除くアジア地域で売上高が2桁増となった。日本は第3四半期(1月〜9月)までは前年を割る状態が続いたが、第4四半期(10月〜12月)は2桁増収した。
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