「絶対語られるべきストーリー」韓国の海外養子縁組を描く『ブルー・バイユー』監督インタビュー&メイキング

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2022年01月28日 18:02  cinemacafe.net

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写真『ブルー・バイユー』メイキング(C)2021 Focus Features
『ブルー・バイユー』メイキング(C)2021 Focus Features
2021年カンヌ国際映画祭ある視点部門にて上映され、8分間におよぶスタンディングオベーションで喝采を浴びた『ブルー・バイユー』。この度、主演を務めたジャスティン・チョン監督のオフィシャルインタビューとメイキング写真が解禁となった。




ジャスティン・チョン監督は、「韓国人コミュニティを通して国際的な養子縁組の話を知りました。最初は韓国内で始まったものが、朝鮮戦争の後に国際的になり、韓国人の子供がアメリカや南米やインドにもらわれるようになったんです」と語る。

「それで興味を引かれて調べるうちに、この映画のように、海外に養子にもらわれて育った子供が、後に国外追放になったり、あるいはまた戻ったりというケースが沢山あることを知って驚きました。そしてこういう話をほとんどの人は聞いたことがないことに心を痛めました。これは絶対語られるべきストーリーだと思ったのです」と本作の製作を決意したきっかけを明かす。

本作でチョン監督が目指したのは「今の時代に即していながらも、時代を超えた作品」という。「移民の国外退去や南部に住む男性など、この映画はいま現在の社会に見られる事象を描いています。それと同時に、私は本作を風化してアンティーク調になっているような感じにしたかったのです。そうすれば、10年後に観ても古くさいと思わない作品になりますから」と説明した。

「この映画はあの場所で暮らす人々と、彼らを演じる俳優たちの演技を何よりも重視しています。16ミリフィルムならその点を強調することができ、なおかつ丹念に撮られた映像だと感じさせることができると考えました。自然発生的でいきいきとした映像と、アントニオの心の中を映し出しているような映像をバランスよく配し、リアルで信ぴょう性のあるテクスチャーと雰囲気にすることが重要だと私たちは考えていたのです」と、映像へのこだわりについても語る。

併せて解禁されたメイキング写真では、チョン監督がスタッフたちと楽し気に過ごす様子や、撮影での風景、アリシア・ヴィキャンデルのオフショットなどが切り取られている。

『ブルー・バイユー』は2月11日(金・祝)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。



(text:cinemacafe.net)
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