トゥヘル不在のチェルシー、3部プリマスに大苦戦も…M・アロンソ弾で延長の末に勝利

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2022年02月06日 00:04  サッカーキング

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チェルシーが苦しみながらもプリマスに勝利 [写真]=Getty Images
FA杯4回戦が5日に行われ、チェルシーとプリマス(3部相当)が対戦した。

 試合開始直前にトーマス・トゥヘル監督が新型コロナウイルス陽性となったことを発表し、指揮官不在で臨むこととなったチェルシー。1月23日のトッテナム戦以来となる公式戦は、アフリカ・ネーションズカップやFIFAワールドカップカタール2022南米予選に参加するメンバーも除いて戦うこととなった。

 序盤に先制を果たしたのはなんとアウェイのプリマス。8分、左サイド深くでFKを獲得すると、ゴール前に送り込まれたボールをマコーリー・ジレスフィーが頭で合わせる。これがゴールネットを揺らし、チェルシーを相手にリードを奪った。ビハインドと負ったチェルシーは直後、マテオ・コヴァチッチが右足でゴールを狙うも、シュートはバーに弾かれる。

 攻勢をかけるチェルシーは30分、右サイドからのハキム・ツィエクのクロスにカラム・ハドソン・オドイが頭で合わせるも、ボールは再びバーを直撃。37分にはコヴァチッチがミドルシュートを放つも、またしてもポストに嫌われた。すると迎えた41分、右サイドを崩してメイソン・マウントがグラウンダーのクロスをあげると、前線に上がっていたセサル・アスピリクエタが絶妙なヒールで合わせ、ついに同点に追いついた。

 後半も圧倒的にボールを握ったのはチェルシー。しかし再三訪れる好機は身体を張るプリマスのDFのブロックにあい、なかなか勝ち越し点を奪うことができない。マルコス・アロンソ、カイ・ハフェルツらを投入すると、74分にはルカクの落としからマウントが強烈なシュートでゴールに迫ったものの、これはGKマイケル・クーパーの好セーブに阻まれた。試合はこのままプリマスが守りきり、90分の戦いを終えて延長戦へと突入する。

 そして迎えた105+1分、左サイドで起点となったハフェルツがティモ・ヴェルナーとのワンツーで抜け出すと、エリア内に入り込んだM・アロンソへラストパス。これをM・アロンソが右足で流し込み、攻め続けるチェルシーがついにこの日初めてのリードを手にした。

 最後まで勝利を諦めないプリマスは、110分にライアン・ブルームのボレーシュートでチェルシーゴールを脅かす。さらに続く116分には、マラング・サールのパスをカットしたライアン・ハーディーがエリアに侵入すると、そのサールに倒されてPKを獲得。だがこれはPKストップ職人のケパ・アリサバラガがキャッチし、チェルシーは九死に一生を得ることとなった。

 試合はこのまま終了。最後まで苦しんだチェルシーが5回戦への進出を決めた。
 
 なお、チェルシーは6日、FIFAクラブワールドカップ2021が開催されるアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビへと渡り、クラブ世界一の座をかけた戦いに臨むこととなる。

【スコア】
チェルシー 2−1 プリマス

【得点者】
0−1 8分 マコーリー・ジレスフィー(プリマス)
1−1 41分 セサル・アスピリクエタ(チェルシー)
2−1 105+1分 マルコス・アロンソ(チェルシー)

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