シャビ監督、今冬残留したデンベレとの共闘誓う「彼は我々を助けてくれる」

バルセロナのシャビ・エルナンデスが、同クラブに所属するフランス代表FWウスマン・デンベレについて語った。5日付けでスペイン紙『マルカ』が伝えている。

　6日にラ・リーガ第23節アトレティコ・マドリード戦を迎えるバルセロナは、今冬の移籍市場で去就が注目されたデンベレを招集。今シーズン限りで契約を満了する同選手に対して、当初1月中の契約延長か移籍かを提示していたシャビ監督は「デンベレの状況について、我々は解決策を見出せずにいる。1ヶ月前と今とでは状況が違う」とクラブとしての意向を示した。

　ただ、それでも「彼はクラブとチームの一員であり、契約もある。会長や取締役会、技術事務局と会談したが、我々は彼を起用しなければならないし、彼は我々を助けてくれる、良いプロフェッショナルだ。これはクラブの決定事項であり、私が適切だと思った時に彼を起用する。一人の選手なんだ」とアトレティコ・マドリード戦への招集に至った経緯や、同試合に出場する可能性を示唆した。

　また、シャビ監督は「この選手によって傷つくことになるファンの立場も理解している。しかし願わくば、彼らが（デンベレを）応援してくれることを願っている。怒っている人や傷ついている人がいることは分かるが、彼は常に良いプロフェッショナルなんだ」と語り、サポーターへの配慮も示している。