FA杯4回戦が6日に行われ、FW南野拓実が所属するリヴァプールとカーディフ(2部)が対戦した。この日がリヴァプールでの公式戦通算50試合目の出場となった南野は、3トップの右で先発し、途中交代した69分までプレーした。
序盤からボールを握ったリヴァプールは、4分に早くも決定機を迎える。ナビ・ケイタの縦パスを受けたディオゴ・ジョッタが華麗なタッチでマーカーを置き去りにすると、一対一の局面を迎えたものの、左足のシュートはコースが甘くGKに防がれる。
34分には、DFラインと中盤の間で南野が上手く前を向くと、そのままジョッタとワンツーで深い位置まで進入。だが折り返しのボールをジョッタは合わせられず、流れたボールにカーティス・ジョーンズが反応するも、シュートは大きく枠を外れた。
試合はこのままスコアレスで後半へ移ると、リヴァプールはゴール右寄りで南野が上手くファールを誘ってFKを獲得。トレント・アレクサンダー・アーノルドが正確なFKを送り込むと、これを中央のジョッタがヘディングで流し込み、ついに53分にゴールネットを揺らした。
この得点で余裕を得たリヴァプールは、58分にケガから復帰したハーヴェイ・エリオット、そしてこの日がデビュー戦となるルイス・ディアスを投入。すると68分、ゴールライン際でボールを奪ったL・ディアスがダブルタッチで相手をかわすと、ゴール前へのラストパスに走りこんだ南野が右足でゴールを決めた。自身にとって節目となるゲームで結果を残し、リヴァプールに貴重な追加点をもたらす。
さらにリヴァプールは76分、アンドリュー・ロバートソンのクロスをエリオットが上手くコントロールすると、浮いたボールを左足で豪快に叩いて復帰弾を記録。その後80分にルビン・コルウィルに1点を返されるも、リヴァプールはそのまま危なげなく試合を優位に進めた。
試合はこのまま終了。3発でカーディフを下したリヴァプールがFA杯5回戦へ進出した。
【スコア】
リヴァプール 3−1 カーディフ
【得点者】
1−0 53分 ディオゴ・ジョッタ(リヴァプール)
2−0 68分 南野拓実(リヴァプール)
3−0 76分 ハーヴェイ・エリオット(リヴァプール)
3−1 80分 ルビン・コルウィル(カーディフ)