“体重増”でキャンプインした巨人の中田と秋広　球界OB解説者はどう見た？

◆ 大幅増量が怪我のリスクに

　7日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース2022』に出演した谷沢健一さんと高木豊さんが、巨人・中田翔、秋広優人両選手の“増量”ついて議論を展開した。

　中田は今オフ、体重を20キロ増量させたことが話題を呼んだ。92キロだった昨年から今年は112キロに乗せたという。本人曰く、日ハム時代のベスト体重に戻った形で、キャンプのフリーバッティングでも昨季とは違う手応えを口にした。

　その中田と自主トレを共にした秋広も食トレを敢行。体重を5キロほど増やし、101キロでキャンプ迎えた。

　だが、解説者の2人は懸念点も指摘する。谷沢さんは、体重増によってホームランが増える利点もあげつつ、「故障のリスクもある。（中田は）もともと腰に不安を抱えているだけに、そこが心配」と怪我のリスクを指摘した。

　高木豊さんも同様に怪我のリスクをあげ、「僕なんかは減らして入ろうと思うタイプの選手。この感覚はわからない」と中田の体重増に首を傾げた。

　それでも、高卒2年目のシーズンを迎える秋広について、高木豊さんは「今年は一軍で数多く見たい選手」と期待を寄せており、「中田とは違ってまだ若いですから、（体を）大きく絞っていくという形じゃないか」と、今後を見据えた体作りの過程にあるとコメント。昨季わずか1打席の出場に終わった大器の成長を願っていた。


☆協力：フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』