2種類のスライダーに注目!ロッテ育成1位・田中楓基「精度はもっと上げていきたい」

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2022年02月10日 17:12  ベースボールキング

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ベースボールキング

ロッテの田中楓基(球団提供)
「育成選手として指名されたということは必ず理由がある。自分のなかでしっかり自己分析していきたい」。

 昨年12月10日に行われた新入団選手発表会で、このように話していたロッテの育成1位・田中楓基投手(旭川実業高)。

 あれからちょうど2カ月。プロ生活がスタートして、“育成選手として指名された理由”が見つかったのだろうかーー。

 「ほとんどのところで差を感じているんですけど、キャッチボールが特に力感の部分で、違いを感じています。そこを引き続き練習していきたいなと思います」。

 2016年に最優秀防御率のタイトルを獲得するなど、長年ロッテの先発陣を支える石川歩のキャッチボールを見たときに「軽く投げていてもしっかり球がきている。そこを目指していきたい」と感じたそうだ。

 また、入団会見のときに「ストレートが武器なので、磨いていきたい」とも話していた。

 「思いっきり投げなくてもキレ、スピードが出るストレートを目指しています」。

 最速150キロを誇る田中だが、将来的にはストレートの球速が「あがっていけるようにと思ってやっていますが、まずは平均球速をしっかりあげていきたいと考えています」とのことだ。

 変化球では素晴らしいスライダーを持っている。高校時代の映像を見ると、カーブのような軌道のスライダー、縦に落ちる軌道のスライダーを投げ、右打者のインコースに投じたスライダーは打者がのけ反るほどの変化を誇る。

 田中は「スライダーは2種類持っていて、膨らみの大きいスライダーと縦にしっかり落ちるスライダーを投げています。インコースから入れていくようなスライダーでカウントを取りたいと思っているので、(プロでも)使っていきたいと思います」と話す。

 将来的にはスライダーの種類を増やしていくことや、プロで新しい球種を投げていきたいという考えはあるのだろうかーー。

 「スライダーの精度はもっと上げていきたいと思っています。また縦に落ちる変化がないので、すぐにとはいわないですけど、いずれは縦に落ちる変化球を練習していきたいなと思っています」。

 現在はプロで活躍するため、支配下選手登録になるため、体づくりを重点的に行っている。体づくりにおいて「まずは体重をしっかり上げていきたい。体脂肪もそうですし、筋肉量もあげていきたい」と、現在76キロの体重を80キロまでアップさせたいと考えている。

 将来は「ムラがなく、安定したピッチャーになりたい」と掲げる。数年後に一軍で活躍している自分を思い描き、体づくりに励んで欲しい。

▼ 田中楓基
背番号:120
生年月日:2003年8月23日生
守備位置:投手
身長 / 体重:180センチ / 75キロ
投 / 打:右 / 右
経歴:旭川実業高−ロッテ(育成ドラフト1位)

取材・文=岩下雄太

このニュースに関するつぶやき

  • 田中投手には申し訳ないが、育成新人のキャンプなんて下手したらロッテファンですら注目なんかされてないよ。
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