アルトゥール、今冬アーセナル加入が破断していた…期限付き移籍が成立目前で決裂

ユヴェントスに所属するブラジル代表MFアルトゥールは、今冬の移籍市場でアーセナルへの移籍に近づいていたようだ。9日付けでイタリアメディア『Football ITALIA』が伝えている。

　今回の報道によると、現在25歳で2020年からユヴェントスでプレーしているアルトゥールに対して、中盤の補強を目指すアーセナルが獲得へ迫っていたという。同選手は今シーズン、マッシミリアーノ・アッレグリ監督の下でリーグ戦10試合の出場にとどまっており、同選手の代理人を務めるフェデリコ・パストレッロ氏は「アッレグリのプレースタイルに合わない」と判断。アーセナルと来シーズン終了時までの期限付き移籍で、交渉成立の「目前」まで迫っていたと伝えられている。なお、その契約には買取オプションも付与されていたようだ。

　しかし、結局アーセナルの役員会がこの契約を断念。移籍は成立することなく、アルトゥールは引き続きユヴェントスでプレーすることになった。

　そして移籍市場が閉幕してから最初の試合となった第24節ヴェローナ戦（6日）に、アルトゥールはフル出場。去就に揺れながらも2−0での勝利に貢献した同選手について、アッレグリ監督は「アルトゥールは日曜日にとても良いプレーをしていた。コンディションは上向きで、まるで子供のようにいつもボールを追いかけ回している。ヴェローナ戦では素晴らしいパフォーマンスを見せた。彼は並外れた技術力を持っている」と賛辞を贈った。