アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督が、判定に不満を語った。10日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
プレミアリーグ第24節が10日に行われ、アーセナルはアウェイでウルヴァーハンプトン(ウルヴス)と対戦。25分にCKの流れからガブリエウ・マガリャンイスが押し込んで先制すると、この1点を守り切り、1−0で勝利。アーセナルは今年に入って公式戦初白星を飾った。
話題となっているのは69分にアーセナルのガブリエウ・マルティネッリが退場となった場面。スローイングから素早いリスタートをしようとしたダニエル・ポデンセを突き飛ばしたマルティネッリだが、このままボールが繋がったためマイケル・オリヴァー主審はアドバンテージを示しながら試合を続行。これを追いかけたマルティネッリが、シキーニョを後ろから倒して笛が鳴り試合が止まった。主審はスローイングの地点を指差しながらイエローカードを提示すると、そのまま後ろから倒したことについてもイエローカードを提示し、レッドカードで退場となった。
アーセナルは今年に入って公式戦6試合のうち、4試合で退場者が出ており、6試合での総得点(2点)よりも退場者が多いことが注目を集めている。ウルヴス戦後、選手の退場をどうやって防いでいくのかと聞かれたアルテタ監督は、イギリスメディア『BT Sport』で「アイデアは使い果たした」とコメント。「(退場者を出した後の)4試合で勝つことは非常に難しい。私たちはそれを知っているし、止めなければならない」と語りつつ、マルティネッリの退場には不満を強調した。
「今日は、私のキャリアでこれまで見たことがないことが起きた。幸運にも試合に勝つことができて良かったが、このようなことは見たことがない。ルール上ではおそらくそれが可能だと言えるかもしれない。でも、それをするためにはものすごく自ら進んでやらなければならない。残りの16試合は11人の選手で戦う必要がある。それが試合に勝つための最高のチャンスを与える鍵になるだろう」
また、アルテタ監督は試合後の会見でも「今シーズンのこれまでの判定には納得していないが、それは主審と話し合うべきことだ。今日起きたことには説明が必要だ。それらの議論はそのうち行われるだろう」と改めて不満を口にした。