◆ 真価が問われる2年目のシーズン
オリックスは11日、ランヘル・ラベロ選手(29)が宮崎入りしたことを発表。
来日2年目のシーズンを前に新型コロナウイルス感染症の陽性判定を受け、以降は療養施設に移っていたが、10日に受けた検査で陰性であることを確認。12日から練習に合流するという。
ラベロはキューバ出身、右投げ右打ちの内野手。
昨季はシーズン中盤にオリックスへの加入が発表されるも、調整中のファーム戦で死球を受けて骨折。レギュラーシーズンの出場はわずか2試合に留まったが、クライマックスシリーズで3試合、日本シリーズも2試合に出場した。
2年目の契約を勝ち取り、今年は本領発揮が期待されるシーズン。ところが、1月30日に来日をし、米国出国前と日本入国時の検査ではいずれも陰性判定を受けていたが、検疫所が確保した宿泊施設で待機していたところ、入国3日目の検査で陽性が発覚。2月1日からキャンプインすることは叶わなかった。
今年も順風満帆なスタートとは行かなかったが、長期離脱とならなかったのは不幸中の幸い。
連覇を目指すチームの中軸として、開幕から打線を牽引するような活躍に期待したい。
取材・文=北野正樹(きたの・まさき)
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