2位セビージャ、4戦ぶり白星でレアルに圧力…新加入マルシャルが追加点演出

ラ・リーガ第24節が11日に行われ、セビージャとエルチェが対戦した。

　現在首位のレアル・マドリードを勝ち点差「6」で追いかける2位のセビージャ。リーグ戦はここ9試合無敗ながら、直近では3試合連続ドローとガス欠気味な印象を残している。ホームにエルチェを迎えた今節は、冬の新加入であるアントニー・マルシャルとヘスス・マヌエル・コロナが揃って先発入りを果たした。

　セビージャは19分、右サイドからコロナが攻め上がると、エルチェの中途半端なクリアを拾ったイヴァン・ラキティッチがシュート。GKが弾いたボールをユセフ・エン・ネシリが詰めたものの、軸足を滑らせて押し込むことができない。決定的なチャンスをふいにしたセビージャはスコアレスで後半を迎える。

　すると迎えた70分、左サイドからアレハンドロ・ゴメスがドリブルでカットインを仕掛けると、2人のDFを剥がして右足でシュート。グラウンダー性のボールはDFのブロックに当たってコースが変わり、そのままゴールに吸い込まれた。

　さらに続く76分、後方からのロングボールに反応したマルシャルが左サイドのスペースに抜け出す。深い位置から左足でピンポイントのクロスを上げると、ゴール前で待っていた途中出場のラファ・ミルがヘディングシュートを叩き込み、貴重な追加点を奪った。

　試合はこのまま終了。セビージャはリーグ戦4試合ぶりの勝利となり、首位との勝ち点差を「3」として、12日に試合を迎えるレアル・マドリードに圧力をかける形となった。

　次節、セビージャは20日にアウェイでエスパニョールと、エルチェは18日にホームでラージョと対戦する。

【スコア】
セビージャ　2−0　エルチェ

【得点者】
1−0　70分　アレハンドロ・ゴメス（セビージャ）
2−0　76分　ラファ・ミル（セビージャ）