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オリックスは12日、2日連続で紅白戦を実施。
打っては10日に合流したばかりの3年目・紅林弘太郎選手（20）が2安打を放ち、投げては今季プロ初勝利を目指す本田仁海投手（22）が2回を無安打、4奪三振の好投を見せるなど、この日も若い力がアピールを見せた。
11日の試合と同様に「3番・遊撃」で先発した紅林は、1回無死一・二塁のチャンスに山��颯一郎から先制の適時打。
つづく3回の第2打席でも、一死二塁の場面で黒木優太から適時打を放つなど、2本の安打がいずれも打点付き。4打数2安打・2打点と、勝負強さを発揮している。
しかし本人は、「まだ全然、自分のスイングが出来ていない」と打撃の内容には満足していない様子。好結果にも、笑顔は見られない。
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しかし、さらなる飛躍に期待がかかる今季は、キャンプ前に新型コロナウイルス感染症の陽性判定を受けてしまう。隔離療養を経て、チームに合流してからまだ3日目という状況だ。
この日も前日に続き、全体練習後の特打に参加。「結果より、感覚を取り戻すことに重点を置いている」と語ったように、まずはコロナ禍による出遅れを取り戻すべく、ひたむきにバットを振り続ける。
◆ プロ初勝利目指す5年目右腕が好投
一方、明るい表情を見せたのが、先発して好投を見せた本田仁海だ。
初回に先頭の佐野如一を3球で空振り三振に仕留める好スタートを決めると、打者6人に1本の安打も与えず、4つの三振を奪う快投。最速151キロの直球や変化球を引き目に集め、上々の滑り出しとなった。
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このオフは課題とされた“スタミナ不足”を強化するとともに、キャンプでは小林宏二軍監督から体重移動や力まずに投げるフォームについて指導を受けている。
今回はその練習の成果をしっかりと発揮。開幕一軍入り、ローテーション入りに向けて、次回が真価を問われるマウンドになりそうだ。
取材・文＝北野正樹（きたの・まさき）
【動画】ド迫力のスイングを間近で！2月6日の練習風景まとめ 〜BsキャンプTV〜
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