ラ・リーガ第24節が行われ、ビジャレアルとレアル・マドリードが対戦した。
前節はグラナダになんとか勝利したものの、年明けから不安定さを露呈している首位のレアル・マドリード。カリム・ベンゼマを負傷で欠くなか、昨年8月以来の出場となるギャレス・ベイルを先発で起用し、ジオヴァニ・ロ・チェルソが移籍後初先発を果たしたビジャレアルと敵地で戦った。
ホームのビジャレアルは6分、サミュエル・チュクウェゼが右サイドでボールを持つと、カットインから計4人のDFを交わしてゴール前に迫るものの、ラストパスはシュートに繋がらない。さらに18分には、エリア内で前を向いたロ・チェルソのパスを最後はアルノー・ダンジュマがシュートするも、これはポストに嫌われる。
マルセロの左サイドが守備の脆さを見せるレアル・マドリードは、42分にようやく大きなチャンスを作る。裏へ飛び出したベイルがカゼミーロのボールを上手くコントロールし、最後は左足でゴールを狙ったものの、これはGKヘロニモ・ルジのセーブにあった。
試合はスコアレスで後半へ入ると、首位防衛に向けて勝ちたいレアルはここから徐々に攻勢をかける。56分にはカウンターから、ヴィニシウスのパスを受けたベイルが左足で強烈なシュートを見舞うも、これはルジの手を弾いてポストに弾かれる。58分にも前線でボールを奪うと、最後はヴィニシウスが決定機を迎えるも、ルジの壁を破ることはできない。
さらに64分には、またもヴィニシウスのラストパスからベイルが好機を迎えるも、シュートはまたしてもルジが片手でセーブ。そのままスコア動かず迎えたアディショナルタイムの90+2分には、エデン・アザールのスルーパスで抜け出したルカ・ヨヴィッチがループシュートを放つもバーに嫌われ、こぼれ球をナチョ・フェルナンデスが押しこもうとするもカバーに入ったセルジュ・オーリエにブロックされた。
試合はこのまま終了。ビジャレアルのGKルジの活躍もあり、好機を決めきれなかったレアル・マドリードは連勝を果たすことができず、今節勝利した2位セビージャとの勝ち点差は「4」に縮まった。
次節、ビジャレアルは19日にアウェイでグラナダと対戦。レアル・マドリードは、15日にチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦のパリ・サンジェルマン戦をアウェイで戦った後、19日にホームでアラベスと対戦する。
【スコア】
ビジャレアル 0−0 レアル・マドリード