チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16ファーストレグが15日に行われ、パリ・サンジェルマン(フランス)とレアル・マドリード(スペイン)が対戦した。
ホームのパリはキリアン・エンバペやリオネル・メッシがスターティングメンバーに名を連ね、ネイマールはベンチスタートとなった。一方のレアル・マドリードはヴィニシウス、カリム・ベンゼマ、マルコ・アセンシオが前線に並んだ。
ファーストシュートは5分のパリ・サンジェルマン。エンバペが得意のドリブルで左サイドのDFを振り切ると、最後はアンヘル・ディ・マリアがクロスに合わせるが枠を大きく外れた。
パリは個の力だけでなく巧みなパスワークも交えながら、サイドを起点に何度も相手ゴールに迫る。しかしレアルの必死の守備を前に肝心のゴールを奪うことができない。
レアル・マドリードは前半終了間際にこの試合最初のコーナーキックを獲得し、カゼミーロがニアで合わせるが枠を捕えられずスコアレスでハーフタイムに突入した。
パリは50分、エンバペがエリア中央で振り向きざまに強烈なシュートを放つ。しかしレアルの守護神ティボー・クルトワの好セーブに阻まれスコアは動かない。その後もパリは怒涛の攻撃を仕掛けるがクルトワを中心にレアルの牙城を崩すには至らない。
反撃に出たいレアルは54分、トニ・クロースが強烈なミドルシュートでゴールを狙うがわずかに枠の上に飛び得点とはならなかった。
すると61分、パリはPKを獲得し先制点のチャンスが訪れる。メッシがキッカーを務めるがクルトワがこれをセーブ。パリは絶好の得点機を逃すこととなった。
パリは72分にネイマールを投入。すると74分にエリア付近でネイマールが倒されてフリーキックを獲得する。このチャンスでメッシが直接狙うもシュートはゴール左に外れ1点が遠い。
87分のパリはメッシがドリブルで相手陣内に侵入すると、右サイドのネイマールにボールを供給。ネイマールは深い位置からゴールを狙うが浅い角度のシュートはゴールの枠を捕えることができない。
試合はそのまま終了するかと思われた90+4分、ネイマールのヒールパスを受けたエンバペが左サイドのDFを抜いて自らゴール右を狙ったシュート。ボールはついにゴールラインを割り、終了間際の土壇場に決勝点となる先制点を挙げた。
なお、レアルはこの試合でカゼミーロ、フェルランド・メンディがイエローカードを提示されセカンドレグの出場停止が決まり、レアルにとって厳しい戦いが強いられることになる。
【スコア】
パリ・サンジェルマン 1−0 レアル・マドリード