レアル・マドリードを率いるカルロ・アンチェロッティ監督が、パリ・サンジェルマン(PSG)戦を振り返った。クラブ公式サイトがコメントを伝えている。
チャンピオンズリーグ(CL)・決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)ファーストレグが15日に行われ、レアル・マドリードはPSGと対戦。終始主導権を握られながらも、GKティボー・クルトワの好守により無失点を続けていたものの、後半アディショナルタイムにキリアン・エンバペに決勝点を許し、0−1で敗れた。
アンチェロッティ監督は試合後、「私たちは苦しめられた。守備面はとてもうまく機能したが、あまり積極的になることができず、ポゼッション面のパフォーマンスは悪かった。PSGのプレスを回避するのに苦労したから、明確なチャンスを生み出すのに苦労してしまった」と振り返った。
また、決勝点を許したエンバペについては「エンバペは止められない。私たちは彼を封じ込めようとした。(エデル・)ミリトンは素晴らしい仕事をしたが、彼(エンバペ)はいつでも何かできる選手で、最後の瞬間でそれをやられてしまった」と語った。
なお、同試合でカゼミーロとフェルランド・メンディがイエローカードを提示されたことにより、3月9日に行われるセカンドレグは出場停止となることが決定している。両者の欠場は痛手となりそうだが、アンチェロッティ監督は「カゼミーロとメンディがいなくなることは初めてではない。私たちにはいいスカッドがあり、代わりの選手たちがいる」ことを強調した。
また、本拠地『サンティアゴ・ベルナベウ』で行われるセカンドレグに向けては「セカンドレグは自分たちのスタジアムで行われ、アウェイゴールのルールについても心配する必要がなくなった。それは私たちを助けてくれる可能性もある。PSGには僅かなアドバンテージがあるが、ベルナベウでの試合ではそれが影響しないことを願っている。11人の選手と5万人のファンがいるベルナベウで戦うから、私は楽観的だ」と意気込みを語った。