ヤクルト・塩見、対外試合初戦で3の3　目標”トリプルスリー獲り”へ好発進

○ 楽天 8 − 0 ヤクルト ●
＜練習試合・金武町＞

　ヤクルトの塩見泰隆外野手（28）が17日、楽天との練習試合（金武町）に「1番・中堅」で先発出場。初回の第1打席からセンター方向へ鋭い打球を連発し、今季初の対外試合を3打数3安打で終えた。

　初回の第1打席は楽天の先発右腕・西口と対戦。カウント1−2後の変化球を捉えた打球は、二遊間を鋭く破る中前打となった。3回の第2打席もイニング先頭で西口と対峙。2球目の直球を捉えた打球は左中間を破る二塁打となり好機を演出した。5回の第3打席は2番手・西垣と対戦し、この打席も中前へのクリーンヒットで出塁。直後に代走を送られ3打席連続安打でお役御免となった。

　昨季は5月下旬から「1番・中堅」に定着し、最終的に140試合に出場し打率.278、14本塁打、59打点、21盗塁の好成績をマーク。9月18日の巨人戦（東京ドーム）では史上71人目となるサイクル安打を達成し、初のベストナインにも輝いた。

　新シーズンも不動のリードオフマンとして、さらなる飛躍が期待される背番号9。昨オフは3150万円増の年俸4500万円で契約を更改（金額は推定）し、会見後に渡された色紙には「トリプルスリー獲りたいな」と新たな抱負を書き込んだ。