トッテナムのアントニオ・コンテ監督が、移籍市場におけるクラブのスタンスに言及した。16日、イタリアメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
トッテナムは今冬の移籍市場でユヴェントスからスウェーデン代表FWデヤン・クルゼフスキとウルグアイ代表MFロドリゴ・ベンタンクールを獲得したが、同時に4選手が退団。元イングランド代表MFデレ・アリがエヴァートンに完全移籍し、アルゼンチン代表MFジオヴァニ・ロ・チェルソがビジャレアルに、フランス代表MFタンギ・エンドンベレがリヨンに、スペイン代表FWブライアン・ヒルがバレンシアに、それぞれ期限付き移籍で加入した。
『スカイスポーツ』のインタビューに応じたコンテ監督は、今冬の移籍について、「実際にやってみると、1月に起きたことは簡単ではない」とコメント。「新たに2人がやってきたが、トッテナムにとって重要な4人が去った。だから、自分たちを強化するどころか、むしろ弱体化しているかもしれない」と、攻撃のオプションが減ったことで困難が生じていることを認めた。
また、コンテ監督は「ベンタンクールとクルゼフスキはトッテナムにとって理想的な有望株だ。トッテナムは、若い選手、成長する選手、未完の選手を探しているからね。それがクラブのビジョンであり、哲学なのは理解している」とクラブのスタンスに言及。一方で「より早く成長したい、より早く競争力をつけたいのであれば、経験豊富な選手が必要なのは必然だ。彼らはチームの経験値を上げてくれるからね」と、ベテランの獲得が必須であることを訴えている。
プレミアリーグで3連敗中のトッテナムは、19日に行われるプレミアリーグ第26節でマンチェスター・Cと敵地で対戦する。