楽天・田中和“電光掲示破壊弾”含む2連発　昨季ヒット0の左打席で2戦3発と爆発

楽天 3 − 3 阪神
＜練習試合・金武町＞

　楽天・田中和基外野手（26）が19日、阪神との練習試合に「6番・右翼」で先発出場。4回に電光掲示板を破壊する特大の中越えソロを放つなど、2打席連続本塁打をマークした。

　まずは2回、イニング先頭で昨季10勝を挙げている阪神先発・秋山と対戦。低めの変化球を上手く捉え、右中間席に飛び込むソロ本塁打を放った。4回の第2打席もイニング先頭で阪神2番手・藤浪と対峙。3ボール1ストライク後の直球を完璧に捉えた打球は、バックスクリーン上部の電光掲示板を直撃し、楽天側のスコアが映らない状態になった。

　17日のヤクルト戦（金武町）ではヤクルト・木澤から左中間席へ着弾するソロ弾を放っており、これで2戦3発の猛アピール。持ち前の身体能力の高さを見せ、18本塁打を放ち新人王に輝いた2018年以来の再ブレイクに期待がかかる。

　5年目だった昨季は打率.136、0本塁打と低迷。一軍で放った8安打はすべて右打席で、左打席では28打数無安打と苦しんだ。17日に左打席で木澤からソロ弾を放った際は「昨シーズン、一軍で1本もヒットを打ててなかったのですが『左打席でもヒットを打てるぞ』というところを見せられてよかったです」とコメント。助っ人クラスのパワーを武器に、今年こそ貴重なスイッチヒッターとして一軍でフル稼働してほしいところだ。