秋山、田中楓、永島田 切磋琢磨するロッテ高卒投手たち

4

2022年02月22日 10:10  ベースボールキング

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ベースボールキング

ロッテの永島田輝斗(左)、秋山正雲(中)、田中楓基(右)[提供=千葉ロッテマリーンズ]
ロッテは岩下大輝、種市篤暉、佐々木朗希、成田翔、森遼大朗、古谷拓郎、土居豪人、横山陸人、中森俊介など期待の高卒出身投手が多い。

 今季も新たに秋山正雲(二松学舎大付高)、育成・田中楓基(旭川実高)、育成・永島田輝斗(立花学園高)、3人の高卒投手が入団した。

 秋山は右打者のインコースに投げ込むストレートが魅力で、田中は膨らみの大きいスライダーと縦にしっかり落ちるスライダーの2種類のスライダーを武器にする。高校1年の夏に投手に転向し、高校時代はエースではなかった永島田は、大きな伸びしろを感じる。

 3人は同学年だが刺激を受ける存在なのだろうかーー。

「刺激を受けています」と秋山が話せば、田中は「刺激になるところもありますし、お互い助け合いながらやっているので、すごくいいです」と話す。

 永島田にも秋山と田中と同じように「2人は刺激を受ける存在なのか」と質問すると、「育成1位の田中もいますし、田中はまっすぐの質がいいので、負けないようにもっともっと、2倍練習して結果を残していきたい。(2人は)ライバルだと思っているので、それに勝てるようにやっていくだけです」とライバル意識を燃やす。

 もちろん、秋山と田中も2人に対してライバル心を持っている。

「まっすぐの速さは2人の方が速いですし、キャッチボールをしていてもボールは強いなというイメージがある。ただ、質、キレ、手元で伸びるようなボールでは負けたくないですね」(秋山)

「持久力は負けないです!(高校時代は)ものすごく速かったわけではないですが、人より走れるくらいはありました。走れることをゴールにしたくないですけど、しっかり走れる体をもっておきたいと思っています」(田中)

 昨年は高卒の投手が中森だけだったが、佐々木朗希と横山、古谷と土居など、同学年の投手が2人ということが多かった。高卒の投手が3人以上のプロ入りとなると、2008年に育成で入団した西野勇士ら4人指名して以来となる。

 秋山、田中、永島田の3人は切磋琢磨し、将来はマリーンズの投手陣を支えるような活躍を一軍で見せていきたいところ。そのためにもまずは、プロで戦うための体を作り、体力、技術を向上していきたい。目の前の練習をしっかりとこなしていくことも大切だが、将来自分がどういう投手になりたいかをイメージして、主体的に体づくりに励んで欲しい。

▼ 秋山正雲
背番号:43
生年月日:2003年4月29日生
守備位置:投手
身長 / 体重:174センチ / 77キロ
投 / 打:左 / 左
経歴:二松学舎大付属高−ロッテ(ドラフト4位)

▼ 田中楓基
背番号:120
生年月日:2003年8月23日生
守備位置:投手
身長 / 体重:180センチ / 75キロ
投 / 打:右 / 右
経歴:旭川実業高−ロッテ(育成ドラフト1位)

▼ 永島田輝斗
背番号:125
生年月日:2003年11月30日生
守備位置:投手
身長 / 体重:180センチ / 85キロ
投 / 打:右 / 右
経歴:立花学園高−ロッテ(育成ドラフト3位)

取材・文=岩下雄太

このニュースに関するつぶやき

  • キャンプをテレビで見て…秋山くんはマジでいつか出てくると思ったわ!
    • イイネ!0
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(2件)

ランキングスポーツ

前日のランキングへ

ニュース設定