パリ・サンジェルマンのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、クラブや目標とすべきチャンピオンズリーグ(CL)についてコメントした。21日、クラブ公式HPが同選手のインタビュー動画を掲載している。
20年所属したバルセロナに別れを告げたメッシは、昨年8月にパリ・サンジェルマンへ移籍。バルセロナという偉大な歴史を持つクラブと比べれば、パリは、いわゆる“オイルマネー”を持つカタールが実質的なオーナーとなった2011年以降に安定した地位を確立してきた、新興クラブといえる。
バルセロナとは大きく異なるバックグラウンドを持つパリだが、メッシは「PSGは10年、11年と成長を続けているクラブで、大きく成長してきた。多くの野心と、成長を続けたいという願望を持っている」と言及。パリが、欧州の歴史を築き上げてきた強豪を羨む必要はないと続けた。
「このクラブには成長するための余地がたくさんある。そうすることができるパワーもね」
「PSGは今日、世界で最も大きなクラブの一つで、さらに発展しより良くなっていると思うよ」
「そして今PSGは、歴史あるビッグクラブを羨ましく思うことは何もない」
またパリはチャンピオンズリーグ(CL)の初制覇をクラブの目標としているが、メッシは欧州最高峰の戦いを勝ち抜く難しさを語った。
「最高の選手が出場する大会で、偉大なクラブやチームと競い合うから、どんなに細かいことや、いかなるミスでも敗退しかねない。だからチャンピオンズリーグを勝ち抜くというのは複雑なものなんだ」
「僕らは優勝を狙えるチームだと思っているよ。とても興奮しているし、それを成し遂げたいと強く思っている」
「それでも、言ったようにチャンピオンズリーグで優勝することは難しいから、僕たちは冷静にならなければならないね。僕らはその途上にいて、もっとチームを強くしていきたい」
パリはCLラウンド16ファーストレグでレアル・マドリードを圧倒。しかし肝心のゴールは遠く、試合終了間際になんとか先制点を挙げリードで試合を終えた。セカンドレグは3月9日(日本時間3月10日午前5時)に行われる。