アヤックス、リード守り切れずベンフィカとドロー…ハラーはCL7試合連続ゴールで今大会11点目

チャンピオンズリーグ（CL）ラウンド16ファーストレグが23日に行われ、ベンフィカ（ポルトガル）とアヤックス（オランダ）が対戦した。

　ベンフィカは3分、アレハンドロ・グリマルドのフリーキックにヤン・フェルトンゲンが合わせるが、ヘディングシュートは相手GKにセーブされる。

　一方のアヤックスは18分、相手陣内でボールを奪うと、ノゼア・マズラウィのクロスにドゥシャン・タディッチが浮き球を丁寧に右足で合わせてゴールイン。アウェイのアヤックスが先手を取った。

　ベンフィカは25分、ラファ・シルヴァが右サイドをドリブルでこじ開けてボックス内に侵入し、浅い角度からシュートを狙うがGKの好セーブに阻まれる。それでもベンフィカは、そのプレーで獲得したコーナーキックからフェルトンゲンがゴール前の密集に鋭いクロスを差し込むと、ボールは相手選手に当たってゴールへと吸い込まれた。

　追いつかれたアヤックスは29分、味方のクロスに反応したハラーがニアに走りこんでつま先で合わせるがこれはGKがセーブする。それでもハラーがその跳ね返りに反応して勝ち越し弾。このゴールでハラーはグループステージの開幕節から7試合連続で得点を記録したこととなり、早くも今大会11点目を挙げた。

　アヤックスは44分、巧みな崩しからのエドソン・アルバレスのシュートはポストを叩き、リフレクションがハラーに当たるが枠内には飛ばず。アヤックスが1点リードで前半を終える。

　後半は両チーム相手ゴールに畳みかけるチャンスを迎えるも、次の1点が遠い。

　それでもベンフィカは72分、ゴンサロ・ラモスが放った強烈なミドルシュートはGKがファインセーブを見せるが、こぼれ球に反応した途中出場のロマン・ヤレムチュクが押し込んでスコアを振り出しに戻した。

　スコアはそのまま動かず試合終了のホイッスル。2度リードを許したベンフィカだが、しっかりと点差を埋めて引き分けに持ち込んだ。

【スコア】
ベンフィカ　2−2　アヤックス

【得点者】
0−1　18分　ドゥシャン・タディッチ（アヤックス）
1−1　26分　オウンゴール（セバスティアン・ハラー／ベンフィカ）
1−2　29分　セバスティアン・ハラー（アヤックス）
2−2　72分　ロマン・ヤレムチュク（ベンフィカ）