チェルシー指揮官、クラブやオーナーへの批判に言及「完全に解放されることはない」
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2022年02月26日 13:16 サッカーキング
チェルシーのトーマス・トゥヘル監督がカラバオ・カップ決勝に向けた記者会見へ臨んだ。25日付けでイギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。
27日にタイトルをかけてリヴァプールと対戦するトゥヘル監督は、まずロシア人オーナーのロマン・アブラモヴィッチ氏に対する批判の声に言及。同氏に対してはこれまでの汚職やロシアのウクライナ侵攻に伴い、事実上イギリスでの生活が禁じられる可能性も浮上していた。トゥヘル監督は「これが何も問題ではないというように装うべきではない。ここにいる全員の状況は最悪だ。誰もこんなことは予想していなかったし、私たちの心も、決勝戦への興奮も曇っている」と発言。
また、「今のようなシナリオには多くの不確実なことがあり、それについてコメントしても意味がない。『確定するまでコメントしない』という権利を取りたい。ただ、クラブやそれを代表する我々に対する批判的な意見も理解できる。それから完全に解放されることはないだろう。しかし、もう少し待とう。我慢することで状況が変わり、そしてその後に適切な対処をできるかもしれない」と語った。
UEFAスーパーカップ、クラブワールドカップに続く今シーズン3つ目のタイトル獲得を目指すトゥヘル監督だが、現在の世界情勢を踏まえて「状況はあまりにも大きく、無視はできない。我々もヨーロッパの一部なのだから、横に置いておこうとは言えない。すなわち我々は今、それと共に生きていかなければならないのであり、逃れることもできないんだ」とコメントしている。
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