ラ・リーガ第26節が26日に行われ、日本代表MF久保建英が所属するマジョルカとバレンシアが対戦した。久保は6試合連続の先発出場となり、フル出場を果たした。
試合は4分、アウェイのバレンシアが先制する。ゴールから約30メートル離れた位置でこぼれ球を回収したセンターバックのガブリエウ・パウリスタは、右足を振り抜きミドルシュートを放つ。アウト回転のかかったシュートがゴール右上に吸い込まれた。
14分、ペナルティエリア手前でパスを受けた久保はミドルシュートを選択。左足を振り抜くが、枠の上に外れる。前半アディショナルタイム2分には久保がカットインからシュートを放つが、惜しくも枠をとらえられない。前半はバレンシアの1点リードで折り返す。
マジョルカは52分に絶好機。久保のスルーパスに抜け出したハウメ・コスタがペナルティエリア左でシュートを放つが、コントロールに手間取りシュートは枠を外れる。66分には右コーナーキックから久保がインスイングのボールを供給。ヴェダト・ムリキが頭で合わせるが、枠に飛ばすことはできない。
その後も押し込む時間が続くマジョルカは88分、右サイドで久保がイライクス・モリバに倒されてフリーキックを獲得。キッカーを務めた久保が直接狙うが、枠を捉えられない。
バレンシアは試合終了間際、モリバが足裏を見せたチャレンジで相手を削り、2枚目のイエローカードで退場となる。残り時間を数的不利で戦うことになった。
試合はこのまま終了。マジョルカは23本のシュートを放ちながらも、枠内3本にとどまり完封負けを喫した。マジョルカは2連敗、バレンシアはリーグ戦8試合ぶりの白星となった。
マジョルカの次戦は3月2日に行われ、ラ・リーガ第21節延期分でレアル・ソシエダと対戦する。バレンシアは同日、コパ・デル・レイ準決勝セカンドレグでアスレティック・ビルバオと対戦する。
【スコア】
マジョルカ 0−1 バレンシア
【得点者】
0−1 4分 ガブリエウ・パウリスタ(バレンシア)