「仕事が正しく出来ないプロ」 ランパード監督、マンC戦でのハンドを見逃したVAR担当を非難

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2022年02月27日 11:38  サッカーキング

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ランパード監督(左)がVARカヴァナー氏(右)を非難 [写真]=Getty Images
エヴァートンのフランク・ランパード監督は、マンチェスター・シティ戦での判定に怒りを覚えているようだ。26日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。

 同メディアによると、0−1のビハインドを背負った直後の84分、マンチェスター・CのGKエデルソンのセーブが浮いた後、ペナルティーエリア内で処理しようとしたMFロドリの右腕にボールが当たった。しかし、VARが介入しながらハンドと認められず、このプレーについてランパード監督は、同試合のVAR担当クリス・カヴァナー氏に向けて批判のコメントを出した。なお、試合はこのままマンチェスター・Cが1−0で勝利している。

「この決断は信じられない。我々が当然の結果を得る機会を失った」と語り、以下のように続けた。

「VARだ。クリス・カヴァナーだ。私は審判に話した。彼らはPKであることを認識していた。問題はそれがオフサイドだったから、そうではなかった。それが、我々がVARを持つ理由だ。PKであることを知るのに5秒もかからなかったはずだ。彼(カヴァナー)は主審にそれを与えるように言うか、OFR(オン・フィールド・レビュー)をするよう進言するべきだった」(ちなみに、この試合の主審はポール・ティアニー氏)

「我々は、自分の仕事が正しく出来ないプロのせいでポイントを落とした。審判団は理由を探しはじめ、私には理由を考えることが出来ない。それを間違えるのはとても無能だ」

「ペップ(マンチェスター・Cのグアルディオラ監督)も、エヴァートンのサポーターも、マンチェスター・Cのサポーターも知っているだろう。明確なPKだったと。腕が出ていたし、私はPKを待っていた」

「せいぜい無能。最悪の人は知っているか? 私は物事が間違っている時に彼らが行う声明や謝罪を待つが、それは何の意味も無い」

「VARでは、彼らがそれを見て、不自然な位置で腕にヒットしたのにPKを与えないという判定を下すため2分も掛かっていた。私には3歳の娘がいるが、それはPKだと言うだろう」

「VARが分からないと言っても、見に行ってくれ。それはせいぜい無能だし、そうでなければ、誰かがそれを何であるか説明する必要がある」

 一方で、対戦相手のグアルディオラ監督は「そのシーンのリプレイは見ていないが、正しい判断だった」とし、以下のように続けた。

「(FWリシャルリソンが)オフサイドだった。VARがあり、そのアクションはオフサイドだ。写真は見ていないが。VARが何か起こる可能性をレビューする時、主審がMFデレ・アリからリシャルリソンへのパスの際にオフサイドを与えたと思う」

 この他、エヴァートンのナイジェリア代表MFアレックス・イウォビは「みんなPKだと思っている」と語り、元マンチェスター・CのDFで解説者のマイカ・リチャーズ氏も「ロドリの顔が全てを物語っている。ハンドだ。シャツの袖の下に当たったのだから」とコメントが寄せられた。

 議論を呼ぶ判定でポイントをフイにしたエヴァートンと、救われた格好のマンチェスター・C。エヴァートンの「−1ポイント」と、マンチェスター・Cの「+2ポイント」がリーグ最終順位に影響を及ぼさないことを祈るばかりだが…

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