昨季は自己ワーストの6勝 エースの復活は必要不可欠

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2022年02月28日 08:10  ベースボールキング

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巨人・菅野智之
20年は14勝を挙げ最多勝のタイトルを獲得したが、昨季は6勝7敗、防御率3.19の成績に終わった。6勝はプロ入り後、自己ワーストだった。

 前半戦は4月16日のDeNA戦、23日の広島戦と2試合連続完投勝利を挙げ、4月23日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−広島戦』で解説を務めた佐々木主浩氏は「ベンチはそこまで安心してみている菅野じゃなかったと思います。そのなかで、なんとかするのがエースですよね。素晴らしいです」と褒め称えた。

 5月7日のヤクルト戦を最後に故障で一軍登録抹消され、6月6日の日本ハム戦で復帰するも同試合が5回2失点、続く6月13日のロッテ戦が2回2/3を投げ4失点、7月1日広島戦は2回1/3を投げて4失点と本来の投球を見せることができなかった。

 7月1日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−広島戦』で解説を務めた佐々木主浩氏は「悪いなりでも、菅野が普通のときだったらまっすぐがもう少し走るんですよね。今日はまっすぐも走っていませんし、交わして交わして変化球が多いですよね。本来の菅野じゃないですね」と振り返った。

 7月2日に一軍登録を抹消され、前半戦は4度登録抹消となるなど、9試合に先発して2勝4敗、防御率3.29だった。8月26日の広島戦で復帰を果たしたが、6回を投げ5失点。同日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−広島戦』で解説を務めた野村弘樹氏は菅野の投球に「5点取られて、本塁打3本打たれましたけど、結果は別として内容でいうと良い面も悪い面も、本来の姿の菅野も見られた」と振り返った。

 10月13日の阪神戦では、4回まで毎回走者を出し、2回に坂本誠志郎に適時打、4回に坂本に一発を浴びたが、5回以降は粘りのピッチングで7回を2失点にまとめた。

 菅野の降板後、「試合の中で大城と、球数が多くなっても丁寧に投げていこうという話をしました。毎回良い時ばかりではないですし、今日は粘って7回を無四球で投げることができたのは収穫のある登板でした。先発としての仕事はできたのかなと思います」という談話が伝えられると、江本氏は「もうちょっとハイレベルなことを言ってもらいたいですね。7回2失点、同点で帰ってきて、よくやったと自分で満足しているようではダメでしょう。ただ抑えました、そこまで抑えましたではね。そういうことだけだったら順位を争わなくてもいいわけですから、個人の成績だけ残せればいいやと。チームが勝つために貢献をどういう風にするか考えなきゃね」と厳しかった。

 昨季は悔しいシーズンになったが、巨人がリーグ優勝するためにも“エース”の復活は必要不可欠。今季は他球団を圧倒するような投球を披露してほしい。

(ニッポン放送ショウアップナイター)

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