正夢になったカラバオ杯戴冠…GKケレハーが万感の思い「昨夜はいい夢を見ていた」

リヴァプールのアイルランド代表GKクィービーン・ケレハーが、27日に行われたカラバオ・カップ決勝戦チェルシー戦を振り返った。同日、クラブ公式サイトが伝えている。

　カラバオ・カップ準決勝では2戦合計スコア2−0でアーセナルを下したリヴァプール。27日に行われた同大会決勝戦でチェルシーと対戦すると、120分では決着がつかずにPK戦へ突入した。両チームとも10人目までが全員成功し、迎えたリヴァプールの11人目・GKクィービーン・ケレハーもゴールネットを揺らす。その一方、チェルシーの11人目・GKケパ・アリサバラガが失敗。PK戦を11−10で制したリヴァプールが同大会9度目の戴冠を成し遂げた。

　同試合で好セーブを連発し、ゴールマウスにカギをかけたケレハーは「今、気持ちを一言で表すの難しい。もちろん、いろいろな思いがあるけど、とにかく勝ててうれしいね。ウェンブリーでファンのみんなと一緒に勝てたことは最高の気分。特別なこと」と万感の思い。さらに「昨夜はいい夢を見ていた。勝つことのね。でも、まさか自分がPKを決めるとは夢にも思っていなかった。まさに夢のつづきだ」と正夢になったことを明かした。

　今季ここまで公式戦8試合に出場しているケレハー。同クラブに所属するブラジル代表GKアリソンとの関係性について、同選手は「彼は素晴らしい。チェルシーが最後にGKを交代するのを見ていたから、監督の信頼を得られていることは特別なことに感じるし、アリソンも僕と一緒にいてくれた。彼は不機嫌になったりすることもなく、とても集中力があり、本当に助かっている」と胸中を明かしている。