「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」が、ビューティラインをローンチする。フレグランス(オードパルファム)とリップスティックをラインナップし、3月2日からアントワープ、パリ、ロサンゼルスといった一部のブティック、および公式サイトで販売する。なお、日本での発売時期は未定。
ブランドはアントワープ王立美術アカデミーを卒業したドリス・ヴァン・ノッテン(Dries Van Noten)氏が、1986年にアントワープでスタート。同じくアントワープ王立美術アカデミーで学んだマルタン・マルジェラ(Martin Margiela)やウォルター・ヴァン・ベイレンドンク(Walter Van Beirendonck)、マリナ・イー(Marina Yee)らと共に「アントワープ・シックス」と呼ばれる。
ドリスは、フレグランスとメイクアップの世界への第一歩を“クリエイティブなピンポン”と表現。調香師やメイクアップアーティストとのコラボレーションを楽しみ、アイデアを交換しながら商品を開発した。対比やコントラストといったメゾンのデザインコードは、フレグランスボトルとリップスティックのケースに、鮮やかな色で反映されている。
フレグランスはドリスが愛する花や庭園が嗅覚に与える感覚やそこから生み出される感情を落とし込んだ。10種類の香りはそれぞれ別の調香師たちとコラボレーションし、多彩な香りをラインナップ。このほか、フレグランスと同様の3種類香りのクリーム、2種類の香りのソープも登場する。ファッションのアーカイフヴファブリックから着想を活用したポーチも必見だ。
メイクアップに関してドリスは、「単なる最終結果ではない」とし、ジェスチャー、習慣、ツールも同様に重要だと考えているという。4つの詰め替え可能なケースはアーカイヴのファブリックに着想を得た、色や柄、素材まで異なるこだわりのデザイン。テクスチャーはサテン15色、マット10色、シアー5色に加え、クリアバームが揃う。リップブラシのほか、伝統的な身だしなみのジェスチャーを思わせる、カーフレザーとプリントを組み合わせたファッショナブルなポシェットも販売する。