ナポリのルチアーノ・スパレッティ監督がチームへの批判に対し反論している。イタリアメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
ナポリは27日、セリエA第27節でラツィオと対戦。先制に成功するも追いつかれ、引き分けに終わると思われた後半アディショナルタイム4分にファビアン・ルイスがゴールを沈め劇的勝利を収めた。
試合後スパレッティ監督は「後半、チームは良いサッカーをしていた」と振り返り「同点に追いつかれたのは事実だが、その前に何度もチャンスがあったし、認められなかったゴールやライン上でクリアされたゴールもあった」と全体的に満足感を示した。
セリエAでは首位に立ちながらもヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメントプレーオフではバルセロナに敗れ欧州の舞台からは姿を消したナポリ。同監督はそれらの批判を一蹴している。
「全体的にチームは勝利に値したと思う。誰もがこのチームには個性がなく、軟弱で、だらしないと陰口を言い続けているが今その言葉を言ってみろよ! このチームには間違いなく個性がある。(前節の)カリアリ戦の引き分けなんてありえないと言われていたが、今日彼らはアウェーでトリノを倒したんだ。
「カンプノウで結果を出した後(ファーストレグ、△1−1)に(セカンドレグで)バルセロナに負けたのは、そういうアプローチをとるように言った私のせいだ。このチームの周囲にはひどい雰囲気が漂っていて、私らには個性がないと言おうとしている人たちがいる。今もう一度そう言っているのを聞きたいね」
「ノックダウンされても、すぐに立ち直り、前へ前へと出て、勝利した。我々は勝利して当然だと言ってもそう悪いことではないと思う」