FIFA(国際サッカー連盟)はロシア代表に対する追加の制裁について話し合いを続けているようだ。イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
FIFAはロシアのウクライナ侵略を受け27日に声明を発表。ロシアを強く批判し、初期措置として「ロシアの領土で国際試合は実施されず、ホームマッチは中立の地で無観客で行われる」、「ロシアという名前ではなく、ロシアサッカー連合(RFU)という名前で大会に参加する」、「ロシアサッカー連合のチームが参加する試合ではロシアの国旗や国歌は使用されない」という3点の措置を発表していた。
しかしこの制裁内容については弱すぎるとして批判が殺到。またFIFAワールドカップカタール2022欧州予選プレーオフで対戦する可能性のあったチェコやスウェーデン、ポーランドのほか、イングランド、ウェールズも対戦拒否を表明していた。
FIFAは27日の声明で状況が改善しない場合は「大会からの除外の可能性を含む追加の措置、または制裁措置を決定する」と明かしていたが、現在も追加措置について話し合いを行っているようだ。
スカイスポーツニュースのチーフレポーターを務めるキャベ・ソルへコル氏は「今日(月曜日)遅くには、ロシアが国際サッカー界から追放されることが発表されると思う。FIFAは現在、ロシア代表の出場停止処分について話し合いを進めている」との見立てを明かした。
また、同氏は、FIFAはUEFA(欧州サッカー連盟)を始め他の組織と緊密に連絡を取り合っており、ロシア女子代表が参加を予定している女子欧州選手権からも追放される可能性を指摘している。