トゥヘル監督、相次ぐロシア関連の質問に辟易「もうやめてくれ。私は政治家ではない」

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2022年03月02日 00:34  サッカーキング

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トゥヘル監督が会見に臨んだ [写真}=Getty Images
チェルシーのトーマス・トゥヘル監督が、FAカップ5回戦ルートン・タウン(2部)戦を前に会見に出席しコメントした。イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 チェルシーは4回戦でプリマス・アーガイル(3部相当)を下し5回戦に進出。クラブワールドカップを制した同クラブは次なるタイトルを狙うべく16強の壁に臨む。

チェルシーはロマン・アブラモヴィッチ氏がオーナーを務めており、ロシアへの制裁に絡めて批判を受けていた。このためアブラモヴィッチ氏はクラブの運営をチェルシー財団に任せることを発表していた。

 これを受けて試合前会見ではロシアのウクライナ侵略に関する質問が相次いだ。現在のチーム状況について問われた同監督は「マリナ(グラノフスカヤ)やペトル・チェフとは、トップチームをどう向上させるかについて毎日やりとりしているし、彼らが取り仕切っている限りこれがなくなることはないだろう。私が日常的に行っていることに影響はない」と応じた。

 また、アブラモヴィッチ氏がチェルシーを所有していることが問題なのかと問われると「詳しいことは知らないし、全体の状況を把握しているわけでもない。サッカーよりもはるかに重要な状況があることは、誰もがわかっている」と明言を避け、「私たちはここが嵐の中心でも私たちがコントロールできないノイズの中でも冷静であろうとしている」と語った。

 さらにクラブの所有権や政治的な質問が続く中トゥヘル監督は、質問を遮るように「もうやめてくれ。私は政治家ではない。だから同じ自分の意見を繰り返すことしかできないし、戦争を経験していないから、繰り返したくないんだ。この話を何度もするのは嫌だ。私はここに座っていられるという特権を享受している。ベストは尽くすが、何も答えられないから、このような質問をするのはもうそろそろやめてくれ」とコメントした。

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