インテルのシモーネ・インザーギ監督がドローに終わったダービーについてコメントした。イタリアメディア『メディアセット』が伝えている。
コッパ・イタリア準決勝ファーストレグが3月1日に行われ、ミランとインテルが対戦。しかし両チームとも攻め手に欠け、スコアレスドローのまま試合終了の笛が鳴り響き、勝負は4月20日に開催される予定のセカンドレグに持ち越しとなった。
インザーギ監督は「今回のダービーは精彩を欠いたね」と語り、「後方からプレーしたときのミスと(サミル)ハンダノヴィッチがセーブしたやつを除けば、ミランのチャンスは他になかったと思う」とコメントした。
インテルはこれで4試合、403分間無得点が続いている。難しい時期が続くが、同監督は過密な日程により苦しんでいると主張し、今後の戦いについて意気込みを語った。
「我々は決勝に進み、新たなトロフィーを獲得したい。シャープさを取り戻す必要があるが、我々はそれに取り組んでいるところだよ。才能豊かなストライカーたちがやっとフルフィットに戻りつつある。11月、12月、1月と猛烈に試合を進めてきたから、どうしても落ち込んでしまうんだ」
「セリエAのダービーでは負けてしまったが、75分間は支配していた。今回は決勝進出を控え、両チームともより戦術的にアプローチしたんだと思う。試合は突発的な出来事がつきものだ。あまりの危機感の強さに、戦術面でもこう着状態に陥ってしまった。我々は体力と、何よりも精神的なエネルギーを回復させようとしている」
「3月1日時点ですでに36試合も消化したというのは記録的なことだと思うよ」