日本ハム・新庄ビッグボスが本拠地初勝利　キャンプの成果発揮し”守り勝ち”

○ 日本ハム 1 − 0 ヤクルト ●
＜オープン戦・札幌ドーム＞

　日本ハムは新庄剛志監督（50）が本拠地初采配。春季キャンプで鍛えた守備力が完封勝利につながった。

　0−0で迎えた4回表、先発の加藤が無死一、二塁のピンチを招くも、ヤクルト6番・中村のバントを一塁・渡邉が素早いチャージで三塁封殺。続くオスナの中飛では中堅・細川、遊撃・石井が完璧な中継プレーを披露し、タッチアップを狙った二塁走者を三塁で刺した。

　7回は左翼・田宮が、左翼線の打球で二塁進塁を狙った打者走者・荒木を見事な送球でタッチアウト。キャンプ中の実戦で繰り返して来た“走者を想定した守備”が、2022年初の本拠地ゲームでさっそく披露された。

　先発登板した加藤は、走者を背負いながらも4回6安打無失点。2番手の伊藤は、緩急をつけた投球が光り3回1安打無失点と好投した。8回からは吉田輝が、ピンチを招きながらも2回1安打無失点。3投手の継投でヤクルト打線を完封した。

　打線は6回までヤクルト投手陣の前に無安打無得点。それでも7回、二死三塁で5番・佐藤が右前にポトリと落ちる適時打を放ち、わずか1安打で勝利した。


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