ウェールズの人々から歓迎を受けるキャサリン妃とウィリアム王子(画像は『Duke and Duchess of Cambridge 2022年3月1日付Instagram「It’s great to see the benefits first-hand that local businesses receive through their communities here in Wales this #StDavidsDay.」』のスクリーンショット) ウィリアム王子とキャサリン妃が現地時間1日、聖デイヴィッドの日(St. David’s Day)を迎えた英ウェールズ地方を訪問した。現地で夫妻は伝統的なウェルシュケーキ作りを手伝ったり、お揃いのジャケットを着て農場でヤギとふれ合うなど、仲睦まじく公務を行った。
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英ウェールズ地方では毎年3月1日、同地方の守護聖人である聖デイビッド(St.David)の命日を記念する「聖デイヴィッドの日(St. David’s Day)」の祝祭が行われる。
当日はパレードやコンサートなどが開催され、人々はウェールズの国花であるラッパ水仙の花や、シンボルとして知られる西洋ネギの飾りを身につけてこの日を祝うのが伝統だ。
ウィリアム王子とキャサリン妃はウェールズのモンマスシャーにあるアバーガベニー・マーケット(Abergavenny Market)を訪れ、地方のコミュニティにとって地元のサプライヤーがいかに重要であるかを学んだ。
キャサリン妃はカーキ色のタートルネックセーターに黒いスキニージーンズを着用し、イタリアのブランド「マックスマーラ」のセカンドライン「スポーツマックス」によるカーキ色のロングコートを羽織っていた。
ウィリアム王子はグリーンのセーターと紺色のスリムジーンズをはき、同色のロングコートを合わせていた。夫妻は襟元にウェールズの国花である水仙の花のブローチをつけ、ウェールズへの敬意を表した。
さらに夫妻は、ウェールズ南東部にある町ブレナヴォン(Blaenavon)の「ブレナヴォンHWB」にあるユースクラブを訪問。地域密着型の青少年センター内で、伝統的なウェルシュケーキ作りのお手伝いをした。
ウィリアム王子は生地を丸めて切る作業をしていたが、周囲の人達に「僕はここで、大きなプレッシャーを受けている。僕の料理を批判しないでほしい。恐ろしいほど間違う可能性もあるからね」とジョークを飛ばした。
その様子を見ていたキャサリン妃が生地の薄さを指摘すると、王子は「あそこにある生地は、ちょっと薄いかもね」と言った後に全体を見比べ、「もしかしたら、全部薄めだったかも」と言い直した。
しばらくすると妃はオーブンの前に行き、ケーキを焼いていたリビーさん(Libby、16)と会話しながら、ケーキをひっくり返す作業を手伝い始めた。
その後、夫妻は共にカーキ色のジャケットに着替え、ランベザリン(Llanvetherine)にある「パント・ファーム」へと向かった。農場を経営するヨーマンズさん(Yeomans)夫妻はヤギのミルクを生産し、過去20年間にわたり地元のチーズ製造業者に供給している。
納屋に入ったウィリアム王子とキャサリン妃が生後5週の子ヤギを撫でると、1頭が王子の指を熱心に吸い出した。すると王子は「おお! 僕の指をしっかりとつかまえたよ。少しばかり大きめの奥歯が生えてるね」と笑いながら話した。
画像は『Duke and Duchess of Cambridge 2022年3月1日付Instagram「It’s great to see the benefits first-hand that local businesses receive through their communities here in Wales this #StDavidsDay.」、2022年3月1日付Instagram』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)