ホアキン、迫り来る別れの時に思いを巡らす「多くのことを夢見るからこそ…」
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2022年03月04日 12:30 サッカーキング
ベティスの元スペイン代表MFホアキン・サンチェスが、3日に行われたコパ・デル・レイ(国王杯)準決勝セカンドレグ ラージョ・バジェカーノ戦を振り返った。4日、スペイン紙『アス』が伝えている。
2004−05シーズン以来の国王杯優勝を目指すベティスは同大会準決勝でラージョ・バジェカーノと対戦した。2月9日に行われたファーストレグで2−1と先勝し、“エスタディオ・ベニート・ビジャマリン(ベティスの本拠地)”へ帰還したベティス。序盤から主導権を握った同クラブだったが、80分に直接FKを決められ、2戦合計スコアを振り出しに戻されてしまった。それでも、後半アディショナルタイムにFWボルハ・イグレシアスが値千金の同点ゴール。試合はこのまま1−1で終了し、2戦合計スコア3−2でラージョ・バジェカーノを下したベティスが17年ぶりの国王杯戴冠へ王手をかけた。
今シーズン限りで現役引退の意向を示しているホアキン。ベティス在籍12シーズン目を迎えた“ベティコのアイドル”は別れの時間が刻々と迫っていることについて「ベティスの選手として多くのことを夢見るからこそ、その瞬間が訪れたとき、より情熱的に楽しむことができる」と告白。また、17年前の国王杯優勝を経験しているホアキンは「なんて美しい夜なんだろう。ベティコは長い年月を経たからこそ、それに値する。チームが多くの変化を迎えても、ベティス出身であることがいかに素晴らしいことであるかを教えてくれるんだ」と2部降格の憂き目にあった際も、チームを支えたベティコへ思いを巡らした。
同試合の82分から出場したホアキンは「ラージョのゴール直後に投入されたけど、集中力を切らさなかった。ベンチから途中出場すると、なかなかゲームに入るのが難しい」と披瀝。さらに、同点弾の起点となったスルーパスをMFセルヒオ・カナレスへ供給したことについては「カナレスがフリーだったのを見て…。ゴールが来た。スリル満点で、どうやって立っていたのかわからないよ」と心境を明かした。
17年ぶりの国王杯戴冠を成し遂げてホアキンのラストイヤーに華を添えたいベティス。4月23日に行われる同大会決勝で奇しくも、5シーズンに渡ってホアキンが在籍したバレンシアと対戦する。
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